甘粛省・寧夏回族自治区旅行 3日目① 銀川の伊胜牛肉面
蘭州から夜行列車に乗って銀川まで移動。定刻通り、朝7時に銀川に到着しました。
電車、软卧の車両。改めて見ると、硬卧よりも全然豪華(値段も違うけど)。
銀川駅のホーム。かなり西部に位置していることもあり、朝7時にも関わらず真っ暗。
西寧(青海省)→銀川行きの火车(绿皮车)でした。
銀川駅の外観。
この時の気温はマイナス6度。観光するには早いし暗い、外は寒い。駅付近で宿を押さえてる訳でもなく、周りには喫茶店すらありません。
どうしようか途方にくれて歩き始めたところで网吧(ネットカフェ)を見つけ、これ幸いと入店。は、してみたものの、受付で身分証を見せろと言われ、パスポートを提示したら、パスポートでは不可。
要は身份证(中国人の身分証)がないとダメで、言ってしまえば外国人NG。カードリーダーで身份证を読み取る必要があるとのこと。徹底した管理社会です。しょうがないのでトイレだけ借りて退散。
面倒になったので、ひとまず銀川での主要目的地である西夏王陵までタクシーで行ってしまうことにしました。
駅近くで暇そうにしてたタクシーの親父と値段交渉し、銀川駅→西夏王陵(待機時間含む)→南関清真大寺までの移動で150元。(高いのか安いのか正直分かりません…)
さておき、移動中にタクシーの親父から「朝メシは食べたのか?」と聞かれ、銀川に着いたばかりだから何も食べてないと答えたところ、牛肉面屋へ連れてってくれました。
伊胜牛肉面。親父も初めて行く店らしい。
周りの風景。
入口に注文および会計場所があり、注文して金を払おうとしたら、なぜか親父が「ここは俺が払うからいい」とのこと。
ここらへんが中国人の不思議なところで、金にとてもうるさい(と感じることが多い)と同時に、こうやってただの外国人旅行者にメシなどおごってくれたりもします。
今回の旅行で3椀目の牛肉面。茶叶蛋(煮卵)もつけてくれました。非常感谢。
僕的にはけっこう美味しかったのですが、親父曰く塩っ辛いとのこと。もっと美味い店は多いとか色々言ってましたが、細かいことはよく分からず。
ちゃちゃっと食べてタクシーに戻り、再び西夏王陵に向かいます。
小儿春晚
仕事の関係で中国のテレビ番組を見に行く機会がありました。
杨浦大剧院という場所にある金橙剧院(劇場)。
中国は春節中に「春晚」という日本でいう紅白歌合戦的な番組をやるのですが、今回見に行ったのは「小儿春晚」。つまりは、春晚の子供版のような番組となります。
劇場内。立派だけどエアコンが全く効いておらず、外並に寒くて震えました。
番組がスタートする前の拍手やライト(スマホ)を振る練習。練習はしっかりやったものの、本番中はやる機会一度もなく、なんの為の練習だったのでしょう・・・。
18時半開演。中国の新年らしさ溢れるテイストとともにスタート。娘(家族も一緒に招待してくれていた)が興奮の様子を見せていました。
司会のお兄さん、お姉さん、ちびっ子たち。
総出演者数600人のちびっ子たちによる、歌・伝統的な踊り・武術・演奏・バレエ・現代ダンス・寸劇などが休みなく繰り広げられます。
政治色のある演目も。これはまあ、お約束みたいなものなんでしょうね。
そんなこんなで、2時間半ノンストップの後にフィナーレ。
ちびっ子演者父兄の観客が多いからだと思うのですが、フィナーレに限らず舞台前まで写真を撮りに来てるオーディエンスが多かったです。「立ちながら撮影するな!」的な怒声も聞こえてきましたが、基本どこ吹く風的な様相でした。
ひたすら寒かったですが、なかなかに忘れがたい経験ができました。
甘粛省・寧夏回族自治区旅行 2日目③ 夜行列車で銀川へ
この日に乗る高鉄までは、まだだいぶ時間があったため、もう少しだけ市内を観光。
再度の中山橋。夜になるとライトアップされます。学生さんがダンスなどしてました。
屋台街。蘭州拉面で満腹のため、今回はスキップ。
蘭州駅に戻ってきました。
蘭州駅はあなたを歓迎します、とのこと。
高鉄の待合室。ポテチ食べながら電車までの時間消化。だいたい高鉄の駅には携帯の充電スポットとwifiがあり、とても助かります。
ホームへの入場開始。人がいつでも多い。
ホームは閑散としてましたが。
今回乗るのは22時47分発、寧夏回族自治区の銀川行き。チケットは軟臥(良い寝台)。朝7時に銀川着のため、だいたい8時間くらいの乗車時間です。
寝台の場合は、電車に乗り込む際に、まずチケットを係員に渡すのですが、そうすると自分の寝台番号の記載された換票証を代わりにくれます。
つまり係員はどこの駅で、誰が降りるかを把握していることとなり、到着前に起こしてくれるシステムになっている訳です。(換票証を渡すとチケットを返してくれる)
一部屋4人、右下が僕のポジション。けっこう快適。時間およびお金の節約が相当できますので、非常に悪くなかったです。
2日目おしまい。
甘粛省・寧夏回族自治区旅行 2日目② 舌尖尖牛肉面
馬子禄で牛肉面を食べてからは蘭州市内観光。今回は基本的にバス移動。まずは駅前からバスに乗って、甘粛省博物院へ。30分くらい乗車。
博物院近くのバス停で降りたらすぐ側に市場がありました。
甘粛省博物院。
入場は無料ですが、チケットオフィスで入場チケットをもらう必要があります。どうせ無料なのに・・・とは思うのですが、おそらくは身分証チェックのためですね。
展示物。サクッと見て回りました。
観覧終了後は再びバスに乗車して、来た道を戻ります。
中山橋。黄河に一番初めにかかったとかそんな感じです。蘭州市内の有名観光スポット。
蘭州黄河鉄橋、と書いてあります。
車は通れません。橋には屋台など出て、ローカルフードを売ってます。
対岸からの黄河と中山橋。ちなみに対岸は白塔山公園という場所があります。この公園の入口ではカラオケをしている中国人のおやじグループがいました。(外でカラオケしてる)
どんどん上に登っていきます。
登っていくと、蘭州市内を一望することができます。すごい都会。
公園を散策した後は、再び牛肉面を夕飯がてら食べに。今度は、「舌尖尖牛肉面」というお店で、ここも有名なようです。
今回は韭叶(ニラの葉っぱ程度の太さ)をチョイス。
面がモチモチで非常にウマス!馬子禄もいいですが、こちらも悪くないです。たしか、7元/杯。安い。
食休みがてら、再度付近を散策。西関清真大寺(モスク)を見学。西北の辺りはイスラム族が多いためか、蘭州のここも非常に立派なモスクでした。
もう少しだけ2日目続きます。
甘粛省・寧夏回族自治区旅行 2日目① 馬子禄牛肉面
2日目。蘭州は中国の中でもほどほどに西に位置してるため、朝になってもまだまだ暗い。
朝ごはん。中式バイキング。値段の割には部屋も広いし、まあまあ綺麗だし、朝ごはんもあるので、悪くないホテルでした。
泊まった甘粛民航美旅酒店。
ホテルを出て、一回空港に戻ります。空港から市内へはバスもありますが、高鉄の駅もあるため、今回は高鉄利用。
窓口で取票。
蘭州中川空港駅。
高鉄のホーム。蘭州駅までは40分くらいです。
荒涼とした山々や、巨大な工場が車内からは見ることができます。
蘭州駅着。まぁ、普通の中国の駅です。中国国内をぼちぼち回ってみて思うのは、中国の地方都市(特に省都など大きい都市)の雰囲気はだいたい似たりよったりということですかね。
蘭州駅外観。
さておき、今回の蘭州での一番の目的は「蘭州牛肉面」です。
この蘭州牛肉面、上海でも時々食べてましたが、最近は日本でもブームがきているとのことがネットニュースなどでしばしば取り上げられており、本場で食べるのが非常に楽しみな次第です。
まずは、蘭州駅から徒歩5分程の場所にある、「馬子禄」からトライ。
外観。ちなみにこの馬子禄は、最近日本の神保町にできたようです。入口で注文・決済をした上で、店の奥にてラーメンを受け取るシステム。ちなみに支付宝は使えず、微信支付のみ対応。8元/杯!
受け取り場所。
面の太さを、毛細・細滴・三細・ニ細・韮葉・薄寛・大寛の7種類から選びます。この時は三細をチョイス。蘭州牛肉面が凄いのは、その場でこねて、客の要望の太さにしてくれること。文字では上手く伝わりませんが、見てるとかなり凄いです。
馬子禄の牛肉面。ちょっと辣椒多すぎた感はありますが、非常にウマス!牛骨のスープで、見た目よりは全然あっさり。書いてて、また食べたくなってきました。それにしても安い…。ごちそうさまでした。
とりあえずは良い滑り出しの旅行だということで、文章が長くなってきたので、続きはまた。ではでは。
甘粛省・寧夏回族自治区旅行 1日目 蘭州へ
12月の中旬、家族が年末年始で先に日本へ帰国したタイミングにて、ここぞとばかりに週末国内旅行を敢行しました。
木曜の業務終了後、虹橋空港へ。今回は金曜有給取得、3泊4日の旅程で甘粛省と寧夏回族自治区といったシルクロード地域を回ります。
2200発の東方航空にて、上海→蘭州へ。
0120蘭州中川空港着。市内へ行くバスが出てるかよく分からなかったため、空港付近のホテル予約していたものの、普通にバスも出てるようでした。
ホテルは地図で確認していた限り、空港から出て少し歩いたところにある様子だったものの、そもそも空港からの出方がよく分からない。
バスチケット売場のおっさんに、ホテルへの行き方聞いたものの、要領得ず。しばらくの間空港内を徘徊していたところ、ようやく駐車場から出られることが分かり、ことなきをえました。
空港から出て、人気のない暗闇を5分程度歩いていたら、宿泊先のホテル発見。
意外に場所が分かりにくい。ctripを見る限りでは、頼めば迎えにもきてくれるようです。
チェックインをしたかったものの、フロントには誰もおらず。マジかと腹立たしく待っていたところ、トイレにでも行っていたのか、サボっていたのかは分かりませんが、10分ほどして戻ってきました。
1日目は移動だけして終了。
春秋航空に乗る
諸般の事情あり、急遽の日本帰国中。11〜1月の間では既に4回目です。
普段はもっぱらJALに乗りますが、日系の航空会社はチケットがどうしても高く、家族3人での帰国が重なるとなかなかしんどいこともあり、初めて中国LCCの草分けである春秋航空を使いました。
今回は浦東↔︎名古屋路線です。
フライト2日前にチケットを押さえたのですが、春秋航空3人分の往復チケット< JAL・ANA1人分の往復チケットとの次第で、非常にリーズナブル。もちろん機内食や映画、ラウンジといったサービスはなく、荷物も制限がきついですが、この価格はとても魅力的。
搭乗口からは遠いものの、座席も思ったよりは狭くないし、 2〜3時間程度なら全然アリですね。意外におすすめです。