上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

貴州省・重慶旅行3日目② 重慶面と三峡博物館

貴陽北から高鉄に乗り、2時間半程で重慶西駅に到着。

 

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高鉄駅から市内へはバス移動です。

 

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大都会、重慶

 

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市内散策中は、どこかで見たようなロゴが特徴的な元祖良品(GANSO)なるお店が気になりました。ちなみに100円ショップではなく、お菓子屋さんです。

 

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重慶への到着自体がぼちぼち良い時間だったこともあり、とりあえずお昼を食べたいなと考えていたところ、一人旅にはありがたい美食城(フードコート)を発見。重慶グルメといえば火鍋が真っ先に思い浮かびますが、一人だと火鍋屋はなんとなく入りにくい次第で、ぼっちにも優しい重慶面を食べることにしました。

 

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ちょっと話が前後しますが、火鍋といえばこれまた街中を歩いているところで見つけたのが大隊長火鍋。同じ系列かは分からないものの、徐家汇にも同じ名前の火鍋屋があり行ったことあるのですが、人民服(軍服だったかも)コスをした店員さんが「同志(tongzhi)!」と言ってくる共産党感溢れる火鍋屋さんで、なかなか面白いので興味があれば是非!

 

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話を戻しまして重慶面。

 

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お店のメニュー表。杂酱面(二两)11元を注文。

 

※上海の交通大学横にある大好きな重慶面のお店が掌柜二两小面という名前なのですが、重慶に来たらやはり色んなところに二两だ三两だの書いてあり、何かなと思っていたら重さの単位なんですね。1两=50g。なので2两となると、面の量が100gということになります。

 

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来ました杂酱面!色がドス黒いけど、うまそ!

 

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重慶は辛さよりも麻だとの話通りで、感覚的にはとにかく麻が強い。あとは油もすごい。店員に「辣椒入れる?」と聞かれていたので、お願いしていたものの辛さ自体は控えめ。というか、全然辛くない。美味しかったですが、パンチ不足かなとの印象です。

 

そして昼食後、外は強烈な雨が降っていたこともあり、正直面倒くさい感が否めなかったものの、重い腰をあげて観光(三峡博物館)に向かいます。

 

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道中乗った重慶の地下鉄では、乗客が乗車時にちゃんと並ぶよう鉄柵が設置されていました。いざ電車が来ると鉄柵を無視して横からガンガン入り込んでくるので、全然意味ないっすけどね…。

 

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重慶中国三峡博物館に到着。

 

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ここの博物館も入場料は無料です。

 

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館内には清朝後期の重慶の写真が飾られてました。

 

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当たり前ながら昔も今も地形は変わってませんが、現代の重慶がこれですからね。見比べてみると面白い!僕はこうした昔の写真を眺めるのが好きで、博物館に行くと主に近代史のゾーンに時間を割いて見学をすることが多いです。

 

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一通り博物館を散策した後、若き日の毛沢東周恩来朱徳の写真をパチリとおさめて退散。

 

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重慶中国三峡博物館のトイメンは、重慶人民広場があり、これまた立派な建物なので、天気さえ良ければ足を伸ばしたいスポットでもあります。

 

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最後になりますが、博物館横にあった乡村基。このファストフード店自体は重慶市内で何店舗か見かけており、肯德基(ケンタッキー)にかぶせてきてんなと個人的にはニヤニヤしていたところ、仲良く並んでいる所を見てずっこけました。姉妹店…な訳はないですよね。

 

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川味快餐とか思いっきり中華だし・・・。まぁ、なんでもいっか。

 

もう少し続きます。

貴州省・重慶旅行3日目① 貴陽から重慶へ

だらだらと書いている中秋節時の貴州省重慶旅行。3日目の重慶への移動手段が朝方の高鉄だったため、黄果樹瀑布から戻った日は、貴陽北駅付近に宿をとっていました。

 

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貴陽北は比較的新しく開発されたエリアなのだと思いますが、高鉄駅周囲には各種各様のホテル群がごちゃまぜになった異様な一帯がある他、基本的に何もありません。

 

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今回宿泊したホテルが入っている建物群。こうした長方体の大きなビル7〜8棟が安宿街を形成しています。歩いていると、そこら中にいる客引きのオヤジやおばちゃんが営業攻勢を仕掛けてきます。

 

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また、エレベーターの表示を見ていただければ分かるかと思いますが、1つの建物=1つのホテルといった訳ではなく、フロアごとにホテルが異なるという一風変わった施設構造でした。

 

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おまけに、中国ではよくあるっちゃよくありそうな光景ですが、一階入口部分が思い切り工事中

 

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前日晩に到着した時の入口はこんな状態だったので、どちらかというと客を寄せ付けない外観ではなかろうかと無駄に心配してしまいます。僕自身も最初しばらく付近をさまよったものの場所が分からず、近くにある別ホテルのフロントで教えてもらい、ようやく辿り着くことができました。

 

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ちなみに全然関係ありませんが、この一帯にはm&m’s的オブジェが複数配置されており、否が応でも通行人の目を引いてきます。ちょっとかわいい。

 

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…こちらについては、もはやコメントもありません。というか、夜だとちょっと怖いす。

 

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うっかりカオス的様相のことばかり書いてしまいましたが、一応フォローしておくと、泊まったホテルの部屋自体はかなり綺麗・清潔な割に、宿泊費も198元/泊と比較的リーズナブルだったので、宿としては全然悪くないです。むしろおススメできます。

 

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さて、気を取り直して貴陽グルメについても触れておきます。今回(朝ごはん)はホテル近くにある貴陽特色肠旺面と書いてあったお店に入りました。

 

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メニュー表。一番ポピュラーであろうと思われる肠旺面(10元)を注文。

 

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こちらが肠旺面。今までも中国に来てから色んな麺料理を食べてきましたが、これは初見です。ホルモンや鸭血が大量にトッピングされていて、味は見た目の通り少し辛め。麺は卵麺系の黄色い縮れ麺。酸味は特になかった気がしますが、なかなか美味しかったです。

 

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この貴陽北駅横ホテル群の中には、飲食店がたくさんあるので、時間があれば散策も楽しいのではなかろうかと思います。

 

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さて貴陽北駅。

 

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端的にいってめちゃくちゃ綺麗でした。国際空港と比べても遜色はなく、中国公共交通機関の駅といえども侮れません。

 

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駅内に茅台酒の店があるあたり、貴州省なんだなあと感じることもできます。1本で1,000元だ2,000元だとするみたいですし、古くなればなるほど投機対象で値段が跳ね上がるとも聞きます。そして良い酒になればなるほど、白酒といえども次の日に残らないようです。

 

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9時21分発の成都東駅行き高鉄で重慶へと向かいます。乗車時間は約2時間半。

 

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つづく。

双11(独身の日) 預售始まる

中国で生活をしていて強く感じることといえば、EC(ネット通販)の凄まじいまでの発達度合ではないかと思います。

 

EC成長の背景には、スマートフォンの普及・ネット環境の驚異的な発展・物流網(快递)の整備・中国の国民性など、種々様々な要素があると言われていますが、1人の末端ECユーザーとして感じるのは、とにかく利便性が高いということ。注文するモノや平台(プラットフォーム)によって異なるものの、朝方アプリでポチッとすれば当日中に配送がなされますし、生鮮食品なんかは注文後30分で無料で自宅まで届けてもらえます。食料品から生活用品、おもちゃや家具、家電、服飾なんでも揃います。

 

価格面から考えても、実店舗で買うよりは大体安いですし、年がら年中セールをやっていることもあり、消費者のお財布にも優しいものといえます。ざっと例(暦は年によってバラつくものの、基本的な各月の大きなイベント。間違いあったらスイマセン)を挙げてみれば、

 

1月の元旦

2月の年貨節(春節)、情人節(バレンタイン)

3月の女性節

4月の清明

5月の労働節

6月の618(京東の創業祭)

8月の七夕節

9月の中秋節

10月の国慶

11月の双11(11月11日、独身の日。メインはTMALL)

12月の双12(12月12日、メインは淘宝)、聖誕節(クリスマス)

 

と、毎月のように何かしらイベントをやっています。セール中は元値記載がいい加減なこともあり、価格の適正値が正直よく分からないなどといった点も否定できませんが、オフライン(実店舗販売)からECへのユーザー流入は多く、依然として市場が大きく拡大しているのは間違いありません。

 

これらの中でも特に規模が大きい2大イベントたるのが、ひとつは618(618については以前に少しだけ書いてみました)。

 

 

もうひとつが日本でもお馴染み、双11(ダブルイレブン、独身の日など色んな呼び方がある)です。ただ、一口に双11といっても11/11当日だけセールをやってる訳ではなく、実際の商戦は一足早い10/20から各プラットフォームにおいてスタートしています。

 

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筆頭はアリババ系統天猫(TMALL)旗艦店。官方旗舰店といって、いわば各企業のオフィシャルショップ群。日本のニュースなんかで毎年取り上げられている(開始後◯分で✖️✖️元の販売達成など)のは、こちらが主戦場となります。

 

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天猫超市。アリババがTMALL内でオープンしているスーパーマーケットです。

 

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天猫国際。TMALL内のいわゆる越境ECサイト。この中には天猫の官方直営があったり、そうじゃないものがあったりと、少し複雑な体系になっているようです。

 

以上3つはアリババのB2Cプラットフォームで、天猫のアプリ一つあれば各チャネルにアクセスできるのですが、その実色々と細分化されている訳ですね。他にもアリババは淘宝(タオバオ)という有名なC2Cプラットフォームを抱えているものの、双11はB2Cがメインとなるため、こちらはさほどに大きな賑わいをみせていません。

 

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続いては京東系統。京東にもTMALLと同じく、京東官方旗舰店(オフィシャルショップ群)が開設されています。

 

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京東超市。京東が自社プラットフォームで運営しているスーパーマーケット。天猫超市と似たようなものですかね。

 

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京東全球購。これまたTMALLと同じなのですが、京東内の越境ECサイトです。

 

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唯品会。ECとしては天猫・京東に次ぐ三番手(だった気が)のプラットフォーム。京東のアプリからも入ることができますので、載せてみました。唯品会と京東の間で資本関係があるかは知りません。

 

認識誤りもあるかもしれませんが、ざっと挙げただけでも沢山あるECサイトにおいて、既に预售(前売的予約販売。デポジットを入れておくことで11/11当日に安く購入することができる)が始まりました。同時に割引チケットの配布も大量に行われており、今年の双11商戦も活況を見せ始めている様相です。

 

僕自身、今年は何を買おうかとネット散策に精を出しているところで、一番欲しいのは掃除機(ルンバ的な)なのですが、海外メーカー品にするか中国メーカー品にするかで頭を悩ませています。もう一つ言うと、11/11当日よりも今のような预售期間の方がお得に購入できたりもするようですので、ぜひとも色んなサイトを覗いてみていただければと思います。

 

一方で双11は果たして本当に安くなっているのかといったツッコミや検証は去年もありまして、非常に怪しいもんではあるとも思うのですが、中国における秋のお祭りみたいなものですから、ある程度そこはご愛嬌ということで。

貴州省・重慶旅行2日目③ 黄果樹大瀑布

天星橋風景画を後にし、次はいよいよツアーのハイライトたる黄果樹大瀑布へ向かいます。

 

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黄果樹大瀑布の入口。

 

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入場してしばらく進むと黄果樹大扶梯があります。これは一言で言うと巨大なエスカレーター(有料)なのですが、わざわざ使わずとも黄果樹大瀑布までは行けるものの、時間がかかるらしいので、利用が一般的とのことでした。

 

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大扶梯とはいいつつも、結構細切れになっているのが実情で、言ってしまえば世界で一番長い(?)エスカレーターとして有名な、香港のヒルサイド・エスカレーターみたいな感じです。

 

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大扶梯を降り、しばらく道なりに歩きます。奥に見える吊り橋を越えた先が、いよいよ黄果樹大瀑布。

 

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遠目に見ても人がたくさんいるのが分かり、THE中国著名観光地の様相を呈しております。戦々恐々!

 

そして、さらに奥へと足を進めていったところで、ようやく辿り着くことができました。

 

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黄果樹大瀑布!

 

滝の高さ(落差)77.8m、幅101m。中国国内はもちろんのこと、亚洲第一大瀑布(アジアで一番の滝)と言われています。中国国内において、それはそれは高名な場所でありますので、ある程度覚悟はしていましたが…

 

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人人人!

 

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こっちも人人人!

 

(それでも場所が場所ですので、例えば西安/兵馬俑や洛陽/龍門石窟、安徽/黄山などへ行った時に比べると、相当マシだったことも付け加えておきます。中秋節だったし。)

 

さて、黄果樹大瀑布は結構色々な場所に展望スペースが設置されていまして、様々な角度から滝を眺めることができるのですが、特に感動的だったのは滝を上方から眺めた時のこと。

 

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周りのたくさんの中国人観光客の方々が「caihong!caihong!」と興奮気味に叫んでいたのですが、一瞬なんの意味か分からずに滝を眺めたところ、

 

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虹(caihong/彩虹)だ!

 

黄果樹大瀑布は、季節によっては水量が少ないらしく(全くない時すらあるとの話も。実は旅行前に何人かの知人から黄果樹は大したことないとの感想を聞かされていた)、こんなに水量多く、天気も良く、おまけに虹も見えるなんていうのは本当にラッキーなことのようです。

 

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まぁ、上に行っても変わらず人人人でしたけど、みんなゆっくり見たいし、写真も撮りたいですもんね。

 

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それでも本当に雄大かつ立派な滝であり、非常にオススメできる観光スポットと言えます。文物もいいのですが、僕はどちらかというと自然系の観光地が好きなので、非常に満足な気持ちでいっぱいでした。行ってみてよかった!

 

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後ろ髪引かれる思いで出口へと戻ります。もう二度と来ることはない可能性も高いけど、再见黄果树!

 

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なお、最後はツアーバス駐車場戻りのシャトルバス乗り場において、お約束の大渋滞が発生しており、やはり中国だなあと痛感させられた次第でありました。

 

以上が初めて参加した中国現地ツアーだったのですが、外国人且つ中国語が不自由な僕に対しても、皆さん親切に対応してくださり、なかなかローカルツアーも悪くないなとの感想であったことを、ここに記したいと思います。

 

 

この貴州省旅行の前に「中国旅行スタイルの進化」との日記を書いたのですが、

 

 

安順から貴陽に戻る際のバス車中において、ツアーガイドから「必ずツアーを申し込んだサイト(僕の場合はctrip)に最高評価とコメントをつけて!私(ガイド)の名前も入れて!」という、これまたいかにも現代中国らしい要請があったことも、併せて書き残しておきます。

 

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参加者各位がちゃんと対応した証左を、グループチャット上でシェアするようにもお願いされる。その場で確認しないと、ちゃんとやらない人間がいるからなんだとは思うのですが、これってやはり口コミ上の評価がガイドのインセンティブに繋がるとかなんでしょうかね。

 

ツアー自体は非常に良かったので、好评は嘘偽りでもなんでもないのですが、最近は例えば外卖(デリバリー)でご飯を頼んだ時や、滴滴(配車アプリ)で車を呼んだ時、ホテルをチェックアウトする時なんかにも、やはり好评をつけてくれと言われることがあります。

 

中国は口コミが非常に重視される文化なのだとよく言われますが、怪しい作られた評価も多いだろうとは思うものの、全体的なサービス向上に資する部分が大きい(対応が悪いとすぐ悪い評価をつけられるなど)のも間違いないでしょうから、ユーザーサイドにとっては良いことですよね。評価を受ける側の人たちにとっては大変でしょうが…。

貴州省・重慶旅行2日目② 天星橋風景区

娘の幼稚園運動会も無事に終わり、上海に戻ります。非常に短くはあったものの、子供の成長を強く感じることができた日本滞在でした。

 

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茨城名物けんちん蕎麦を空港で食べ、先週と同じく春秋航空のフライトです。

 

さて、今回は久々に貴州省重慶旅行の続きを書こうと思います。陡坡塘瀑布を後にした我々ツアー一行が向かった天星橋風景区(ここも黄果树瀑布景区のチケットに含まれるエリア)についてとなります。

 

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景区内のシャトルバスで陡坡塘瀑布から天星橋風景区へ移動したところ、ここは正門から入ると風光明媚な景色を楽しめるものの、かなり時間がかかるらしく(並ぶ?)、ガイドが参加者へ意思確認をした上で、序盤から裏道(普通の道路)を進むとの力技が発動されました。

 

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15分程度裏道を歩き、およそ入口らしからぬ場所から景区内へ入場します。

 

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天星橋風景区の全体図。

 

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鬱蒼とした森林が生い茂り、非常に自然豊かでマイナスイオン溢れる感じの場所でした。

 

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橋上橋上橋。早口言葉みたいな名称ですが、中国語でも桥上桥上桥と書いてあります。ちなみに英語ではBridge on Bridge。写真だと分かりにくいかもしれませんが、(おそらく)人工物ではない自然そのままの石橋がかかっています。

 

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道なりに沿って進んでいくと、天星洞という立派な鍾乳洞もありました。

 

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直前まで雨がたくさん降っていたこともあり、水量豊富で非常に好い状態とのこと。水量は季節によって全然違うとのようです。

 

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最大の見所は银链坠潭瀑布。天星橋風景画の中では圧倒的に、というか黄果樹瀑布群全体の中でも特に、個人的にはとても感動したスポットといえます。近くに記載されていた银链坠瀑布に関する説明文には、

 

银链坠瀑布位于天星桥景区水上石林左上方。在黄果树瀑布群中,它即不是以高取胜,也不是以阔或大惊人,而是以它那千丝万缕的情态和如泣如诉的瀑声,让人看见就不想离开。(银链坠潭瀑布は天星橋景区の水上石林の左上方に位置している。黄果樹瀑布群においては、滝の高さが勝るのではなく、また広さや大きさが人を驚かせる訳でもないが、複雑で入り組んだ姿と泣いて訴えかけるような滝音が、見る人を離れ難くさせる。)

 

と書いてあったのですが、割とどこでも駆け足で観光することが多い僕としては珍しく、不思議と本当にいつまでもこの場に留まり、この滝を眺めていたいとの気持ちにさせられました。

 

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この雄々しい姿と魅力を、ぜひともご覧戴ければと思います…!

 

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まぁ足元に目を向ければ、ちょっぴり残念な景色もありましたが、このくらいは許容範囲ということで。

 

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最後に飛瀑橋という、これまた自然の橋を越えると天星橋風景区の観光は概ね終了。

 

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出口への山道(登り)は10元ロープウェイに乗るor歩き(15分くらい)どちらでも可能で、時間もあったことから徒歩を選択。ただ、今考えるとロープウェイからの景色の方が綺麗っぽいのと、ロープウェイ自体のチープさに味があったので、チョイスを誤った感も否めずでした。

 

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出口付近には土産物屋がたくさんあって、少数民族の衣装なんかも売っており、娘へのお土産として買おうか一緒迷ったものの、タオバオなどで安く買えそうなため(旅情の有無はさておき)、あっさり断念。

 

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最初に歩いた裏道を引き返します。

 

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すっ飛ばした入口(正式な)へ戻ってきました。

 

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一応昼食付きのツアーだったため、ここでお昼ご飯。後日妻に写真を見せたところでは「風呂桶にご飯が入ってる!」と言っていたので、振り返って写真をよく見れば、なるほどその通りであるといった感じで笑ってしまいました。農家料理というか、比較的ローカル感の強い食事といえますが、味自体はなかなかハオチーで、米(風呂桶)がよく進みます。

 

この後はアジア最大の滝である黄果樹大瀑布なのですが、長くなってきたので、また後日書こうと思います。つづく。

久々にピーチ

娘の幼稚園運動会を応援すべく、深夜便で日本に帰ってきました。フライトは順調で、おまけに荷物の預け入れもなく、リュック1個のみと身軽だったこともあり、なんなら着陸から20分程度で羽田を後にすることができた次第です。

 

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浦東空港2タミのパンダ。四つ葉のクローバーがワンポイント。可愛くはない。

 

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今回はピーチに乗りました。

 

ピーチの深夜便は早朝5時に羽田着のため、時間の有効活用という点で考えると、めちゃくちゃ便利(身体はきつい)。そして何より、やはり安いんですよね。

 

初めてピーチに乗ったのは去年のことになるのですが、その時は浦東⇔羽田往復でなんと約15,000円でした。上海日本往復のフライトで、これより安い飛行機には未だ巡り合ったことがありません。今回はここまで安くないですが、それでも仕事が休めないタイミングで、土曜朝一には日本にいる必要があり、かつプライベートで帰国するといった場合には重宝します。

 

日曜の昼過ぎ便(今回も春秋航空/茨城空港)で上海に戻らなければいけないので、実質1日半の滞在ですが、何よりまずは天気が持ちそうで安心しました。運動会が雨天延期になってしまうと、せっかく日本に帰ってきたにも関わらず参加できないなど、なかなか悲惨きわまりないこともあり、この一週間は仕事中に極めて真面目な顔をしながら天気チェックしまくってましたからね。いやー、よかったよかった。

 

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とりあえず現在は大門におります。週末の早朝といえども、結構人はいるもんですね。

 

ではでは。

茨城空港、春秋航空

ごくごく限られた少数のリアル知人もこのブログの存在を知っているため、まだ日本にいたのか仕事しろこの野郎などと言われてしまいそうですが、今日の便で上海に戻ります。

 

社内では最下級生たる下っ端駐在員ながら、気がつけば10連休もの長期休暇を取得してしまっておりました。2018年度評定への悪影響が懸念されますが、基本的に意識低い系ダメサラリーマンでありますので、やるべき事をやってダメならしょうがないとの覚悟をもって明日から仕事に励みたいと思います。というか、何より上司も10連休にしていたという事実がひとえに心強い次第です。

 

お休み中は特に遠出もせず、歯医者へ行ったり、日用品を買ったり、散歩したり、日本食を満喫したりと、基本ゆっくり休養を図っておりました。

 

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家族で妻実家付近を散歩中に遭遇した酪農系のイベント。まるで北海道な景色なんですが、実のところは神奈川県、自然豊かで凄く良い所です。

 

さて、今回の上海戻りの便は値段重視で春秋航空を使っています。加えて初めての茨城空港からのフライトです。往路がJALビジネスクラス(アワード+アップグレードの合わせ技だけど)だったことを思い返せば、落差は激しいものの、お財布に優しいLCCはとてもありがたく思います。

 

 

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そもそも茨城県には人生でも数えるくらいしか行ったことがなく、電車ルートでの行き方は正直よく分かりませんが、東京駅八重洲南口3番バス乗り場から茨城空港行きの直行バス(事前予約が望ましい)が出ており、所要時間も約1.5hと意外に便利。おまけに茨城空港発着便の乗客は500円/片道でバスに乗ることができます。さらには乗客は中国人が大多数を占めるため、東京駅にいながら既に上海に帰ってきた感覚も味わえます。なんなら、バス係員からは中国語で予約確認などされました。

 

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茨城空港。チェックイン前、人は並んでいない代わりに、スーツケースだけが並んでいるとのシュールな光景が…

 

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また、こちらもシュールな茨城のご当地ゆるキャラ、ねばーる君がお見送りしてくれます。

 

ちなみに次回の帰国予定日は約3日後、土曜日に日付が変わった瞬間発のピーチ浦東深夜便です。娘の運動会を見に帰るのですが、1泊2日の弾丸帰国で休みは取りませんので、また帰るのかいい加減にしろとは言わないでおいて戴けますと幸いです。それでは、再见日本。