万商花鳥市場
海外旅行先で楽しいスポットというのは色々あると思いますが、ローカル感溢れる場所というのは特に刺激的ですよね。
そんなローカル感溢れる場所の代名詞といえば、やはり「市場」になるのではないでしょうか。アジア圏の市場というのは、ごちゃごちゃとしていて、乾物や肉、魚類の匂いが充満し、まさに混沌といった言葉がぴったりで、お好きな方も多いと思います。
僕も海外に行くと、大体は市場を覗いてみるようにしていますが、今回上海で訪れた「万商花鳥市場」は、今まで経験した中でも特にカオスな雰囲気を醸し出していました。
場所は先日訪れた新天地近くの黄陂南路駅から、淮海中路を東に突き進み、西藏南路を南方向にしばらく歩いた辺りに位置してます。
市場の外観はこんな感じです。新天地とはぐっと異なる様相です。
一歩中に踏み込むと、
そう、花鳥という言葉が示す通り、生き物を売っている市場になるのです。
植物、鳥、うさぎ、猫、金魚からアロワナといった魚類、亀などが、所狭しと並んでいます。(食用ではなく、ペット用です)
特に気になったのが、次の写真の部分です。
これ、皆様方が何をチェックしているかわかりますか?
銀色の小さな入れ物がたくさん並んでいるんですけど、中には蟋蟀(コオロギ)が入ってるんです。
中国では古くから、闘蟋(とおしつ)というコオロギ同士を戦わせる競技が人気あるようで、そのために良いコオロギを選定しているみたいですね。
僕はローカル感溢れる場所自体は好きなのですが、昆虫は正直得意でないので、ちょいとビビってしまったものの、非常にエキサイティングな場所でした。ここは間違いなく覗いてみる価値があると思います。
上海には他にもこうした花鳥市場がいくつかあるみたいなので、他の市場もぜひ訪れてみたいです。