上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

湖北省旅行3日目① 黄鶴楼から長江を望む

中国三大名楼と呼ばれるのが、湖南省の岳陽楼、江西省の滕王閣、そして湖北省武漢にある黄鶴楼です。黄鶴楼は武漢市内では随一の観光名所であり、外すことは罷りならん、などということは全くないものの、せっかく武漢に来ているので、訪ねてみることにしました。

 

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武漢駅からは地下鉄とバスを乗り継いでいきます。

 

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武漢の交通カードはドラえもん(多分本物)で、後日娘へお土産としてあげたら喜んでいました。

 

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武漢火車駅から中南路駅まで地下鉄に乗ります。

 

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それにしてもマジで大都会ですね。ここでバスへと乗り換え。

 

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黄鶴楼到着。「天下江山第一楼」との文字が刻まれています。

 

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黄鶴楼にはたくさんの観光客がいらっしゃってました。赤壁の閑散さとは様相が一変します。

 

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楼閣の色が青空に映えますね。そして遠目に見ても人が多い!

 

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楼閣内は案の定中国名物大行列であり、階段にて渋滞が発生する事態となっていました。

 

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さて、この黄鶴楼は、高名な李白の詩でも詠まれている場所でして、赤壁漢詩を教えてくれていた前述の中国人スタッフが、これまた微信で詩を送ってくれていたので、こちらでご紹介したいと思います。

 

「黄鹤楼送孟宏然之广陵」唐・李白

故人西辞黄鹤楼,烟花三月下扬州。孤帆远影碧空尽,唯见长江天际流。

 

黄鶴楼にて孟宏然の広陵に之くを送る。

故人西のかた黄鶴楼を辞し、煙花三月揚州に下る。孤帆の遠影碧空に尽き、唯見る長江の天際に流るるを。

 

日本でも教科書に載るレベルで有名な漢詩ですが、内容はさておき、詩中にもある通り、黄鶴楼からは長江を眺めることができる次第です。というか、黄鶴楼の目と鼻の先なので、普通に歩いて長江まで行くことができるのです。

 

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長江にかかる长江大桥までやってきました。黄鶴楼から徒歩10分程度の場所に位置しています。この长江大桥は歩いて対岸へと渡ることも出来るのですが、車が通る度に大きく揺れを見せるなど、スリリングかつエキサイティングです。正直言うと僕は途中で怖くなったので、対岸まで渡るのを早々に断念しました。

 

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頂上部からは、エレベーター(有料、2元)で橋の下まで降りることができます。

 

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エレベーター横には、も、毛沢東の写真が!!

 

(ちなみにマジで本当にどうでもいいことなのですが、うちの妻は昔から毛沢東のことを「けざわひがし」と思いっきり訓読みで呼んでいるのですが、個人的にはいまだにこれがツボです。)

 

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さて、話は戻りますが、毛沢東が直々に視察しに来るくらいなので、当時は相当に気合の入ったプロジェクトであったであろうことが容易に想像つきます。下から眺めても本当に立派な橋であると感じます。

 

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とは言いつつもココはやはり中国。少し横に目を向ければ、足だけちょっと浸かろうなどといった生易しいレベルではなく、かなり力強く長江に入り込んでいる逞しい人民の方々が複数おられました。オヤジ、めちゃくちゃズボン濡れてるぞ!

 

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…にしても、なかなか言葉では表しがたい光景ではなかろうかと思います。

 

続く。