福建省旅行1日目① 世界遺産の武夷山
12月中旬。上海駐在中の大学後輩(違う会社)と一緒に、福建省の武夷山へと1泊2日で旅行をしてきました。
◾️武夷山とは
「中国・福建省にある黄崗山(2,158m)を中心とする山系の総称。山水の名勝として有名で、黄山、桂林と並び中国人が人生一度は訪れたいとされる場所の一つとされる。1999年以降ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録。年間350万人の観光客が訪れている。~中略~。ここで採れる茶葉から作る烏龍茶は香りと味が良いと評判で、特に岩に張り付くように育つ茶葉は武夷岩茶と呼ばれ、最高級品の扱いである。」(Wikipediaより)
場所的には福建省・江西省の境界あたりに位置しており、上海から高鉄なら約3時間程度で到着することができます。空港もあります。
同行の後輩とは上海虹橋駅で待ち合わせ。土曜日7時54分発の動車に乗り、11時06分に武夷山東駅へと到着しました。
武夷山東駅。
武夷山市には武夷山駅・武夷山東駅・武夷山北駅の3つの駅があり、地図を確認する限り景区に一番近いのは武夷山駅ですが、景区行きのバス(30分くらい乗る)は全ての駅から出ているはずなので、どこを使うにしてもさほどに不自由はないものと思われます。
武夷山国家重点風景名勝区の入口。
武夷山観光の目玉には、九曲渓という渓流の筏下りがあるのですが、人気が高いので入場チケット(3日通し)を買うときに併せて予約を入れねばなりません。そしてオフシーズンにも関わらず、この日は既に当日の筏下りがいっぱいで、次の日の早朝分しか押さえることができませんでした。
ちなみに今回僕らが回ったルートとしては、
◾️初日(昼到着) : 南門 → 天遊峰(山登り) → 南門
◾️2日目(朝から) : 天上宮(景区外) → 竹筏码头(筏下り) → 武夷宮(筏下りのゴール) → 玉女峰 → 虎嘯岩 → 一线天 → 南門
となります。これであらかた主要所はカバーできていますが(たぶん)、それでも2日目の昼過ぎには見終わった次第でして、気合いを入れれば筏下りも含めて一日で回ることも十分可能と思います。まぁぶっちゃけてしまえば、天遊峰の山登りと九曲渓筏下りさえできれば、正直かなりやり切った感は出ますね。
さて、景区内についてです。
南門→天遊峰へのシャトルバス。基本的に中国の著名観光地はどこもそうですが、景区内を観光しやすいようにバス網が張り巡らされてます。ただし、乗車人数がフルにならないと出発しないケースが散見されるため、時と場合によっては待ちぼうけをくらいます。
天遊峰のバス降車場到着。
ここは九曲渓筏下りのルートにもかぶってるので、たくさんの筏が流れてくるのを見ることができました。
それでは天遊峰の山登り開始です。そんなに高い山ではないものの、階段が比較的急だったりするため、三十路もまもなく半ばに差し掛かろうとの身体にはボチボチこたえます。
入口から20分程登ったところで非常に有名な写真撮影ポイントに到着。「武夷山といえば」といった感じの山水画的景色で、非常好です!
引き続きの山登り。写真だと分かりにくいですが、岩壁に沿って傾斜のきつい階段が据え付けられています。「うわっ、マジでココ登るのか・・・」といった気持ちにさせられること間違いありません。右下の岩(?)に注意マークが直接書かれてるのはご愛敬ですかね。
さらに15分くらい登ったところで頂上に到着。
頂上です。下から全部で大体40分くらいかかりました。
頂上にはお寺やら飲食屋台などがあります。この日めちゃくちゃ寒かったのですが、ずっと山を登っていたらヒートテック効果でさすがに暑くなったので、後輩と一緒にアイスを買って食べたところ、アイスが一度溶けてから再び固まった形状となっていたことをご報告したいと思います。(シット!)
続く。