上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

春節休みでの色々

たまたま義兄が大阪出張していたタイミングだったようで、蓬莱の包子や饺子やら沢山買ってきてくれていたことから、日本でも中華三昧な春節休みを過ごしている今日この頃。

 

思い返せば去年の今頃はベトナムへと家族旅行していたものの、今年は春節終盤に生まれたての坊を含めて家族が上海へ戻ることになるため、お迎えがてら日本で寝正月的な年越しとなっています。

 

去年のベトナム/ニャチャン旅行。坊がもう少し大きくなったらぜひとも再訪したい。

 

さて、一昨日は娘(4歳)が日本で一時的に通っていた幼稚園の最終日でした。坊出産に伴い妻・娘が去年の9月に帰国した時から受け入れをしてもらっていたのですが、娘にとっては既に上海での幼稚園生活よりも期間的には長くなっています。臨時的とはいえ、先生やお友達から本当に良くしてもらい、最後には寄せ書きやアルバムも戴くなど、退園時に娘をお迎え行った時なんかは本当にグッときてしまいました。子供は意外とサバサバしていましたが(日本の幼稚園の方が良いとは言っていたけど)、むしろ親の方が涙脆くなってしまいますね。

 

上海駐在も早いものでまもなく2年半が経過しようとしています。家族にとって中国・日本どっちの生活の方が良いのか本当のところはよく分かりません。ただ、色んな会社の駐在員の方々と話していても、中国というだけで単身赴任になっている方も少なからずいらっしゃるようなので、再び一緒に着いてきてくれることはとても有難いことですし、感謝しかありません。

 

まぁとりあえず娘が「今日起きたらもう上海にいるかと思ってたら、まだ日本だった!」とか言っていたり、妻は妻で「外卖や盒马でまた人間が腐りそう。あと冒菜食べたい。」といった感じなので、久々の上海を楽しみにしてくれてる部分もありそうであり、あと何年いるかも分からないので、上海生活を全力でエンジョイしてもらえたらいいなと思います。

 

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また、昨日は坊のお食い初めもやりました。

 

春節休み期間中のイベントもこれで終了し、残る休日も少なくなってきたので、憂鬱極まりない部分は否定できませんが、またボチボチやっていこうと思います。明日上海に帰ります。

 

追記

 

この春節休み期間中に遼寧省/丹東にマンションを持っている知人が以下の写真を送ってくれました。

 

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一見普通の都市ではあるものの、丹東という名前でお気づきになるかもしれませんが、ここって対岸が北朝鮮なんですよね。なんと部屋から北朝鮮を眺めることができるらしいのです。

 

僕も2年くらい前に別の中朝国境の街(吉林省/図們)へと一人旅で行きましたが、街としての発展度合には大きな差がありました。丹東は大都会な様子。

 

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最後にちょっと面白い話として、昼間に北朝鮮側を眺める限りは建物も何もなさそうであるにも関わらず、夜になると川向こうに明かりが灯るらしいのですよ。特殊な土地柄とも相まって想像が膨らむというか、色々と興味が尽きませんね。

春節前もぼっちで上海ディズニー

春節前といっても1/27(日)のことではありますが、久々にぼっちで上海ディズニーへと行ってきました。

 

保有してるハーフイヤーパスでは、夏休み期間→国慶節→ハロウィン→クリスマスと各種イベントシーズンを継続的にウォッチしてきましたが、今回が最後締めくくりとしての春節の上海ディズニーとなります。

 

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やはり春節を控えているからだと思いますが、まずセキュリティチェックの体制からして以前と比べて厳しくなっている様子。

 

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そして入口。猪年であることから、ミッキーの中にも豚の姿を確認することができます。

 

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いたるところ春節な雰囲気で、中国らしくて非常に良いですね〜。音楽もミッキーマウスマーチなどではなく、銅鑼が響き渡るような中華ミュージックが流れ続けていて、「ここは本当にディズニーランドか?横浜中華街ではないか?」との気持ちにさせてくれること請け合いです。

 

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入口近くではミッキーたちによる春節な雰囲気のショーも行われており、ショーの冒頭でミッキーが「ノンホー 」と上海語で挨拶をしていたことが個人的にはツボでした。

 

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ミニー、ドナルドやデイジーといったキャラクターたちも、ミッキーと同じく中華服に身を包んでいます。カワユス!

 

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12月中はクリスマスツリーが置いてあったシンデレラ城近くのこのスペースも、やはり春節的置物に入れ替わってました。


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飾り付けも同様に春節です。

 

個人的な印象として、例えば12月の時なんかは、正直クリスマスムードというのはさほどに強くなかったのに比べ、今回はパーク全体的に春節の雰囲気がゴリゴリと押し出されており、気合が全く違うように感じさせられました。中国にとって春節が如何に大切なのかが表れているのかもしれませんね。

 

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一方でショーについては完全にノーマルで、通常時から1ミリも変わってません。たぶんパレードも同様ではないかと思われます。

 

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そしてこの日はまだまださほどに混雑してはいませんでした。アトラクションも乗ろうと思えば普通に乗れるレベルです。僕はこの日の16時に美容院の予約を入れていたため、カリブの海賊にだけ1回乗ったのみ。結局12時半〜14時半と2時間くらいしかパークに滞在しませんでしたが、春節の雰囲気を存分に感じることができ、大変悪くなかったように思います。

 

中国ではまもなく春節休みに入ります。僕は明日のフライトで日本帰るので、残すは今日1日出社するのみ!明日が待ち遠しい!

HSK5級を受けてきた

ちょっと前のことになるんですが、去る1月12日にHSK(汉语水平考试)の5級を受けてきたんですよ。

 

※HSK4級は去年の3月に受験しました。

 

本当はもっと早く受けようと思っていたものの、2人目の子供が生まれたり、仕事が忙しかったり、旅行が忙しかったりと、要は自己都合要因で先送り先送りにしてきた訳なんですけど、春節明けには家族が再び上海に帰ってくることが決まり、これはもっと時間が取れなくなっちゃうなと思い、去年12月中旬の期限ギリギリに急遽申し込みをしたのでした。

 

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試験対策としては4級を受けた時と同様、京东で30元程の模擬問題集・単語帳を購入したのみ。ただ12月〜1月と色々バタバタしてしまい、結局リスニングの模擬問題を1回解いただけでテスト当日を迎えた次第です。場所は前回と同じく水城路×虹古路の美和语言进修学校で受けてきまして、テスト自体はまあまあかなといった感触でした。

 

結果通知には1ヶ月程度要するとの案内だったのですが、ここは中国らしい適当さにより、試験からまだ2週間くらいしか経っていないものの、汉语考试服务网に結果がアップされてましたので、この場にてご報告したいと思います。

 

結果は・・・

 

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230点。

 

…なんとなく微妙な点数になってしまいました。5級以上は合格不合格の表示が出なくなるんですけど、4級までの合格ラインが180点(6割)であることを踏まえれば、合格ライン自体は超えていると言えるかもしれません。

 

※中でも写作が低いのが目立ちますが、「指定の単語(5〜6個)を使って80文字程度の短文を作りなさい」といった問題にて、指定された単語のうち半数の意味が分からないとの致命的状況に陥ってしまい、やっつけで作文したもののやはりダメでしたね…。

 

中国に赴任してからまもなく2年半が経過してしまう中で、まだこんなレベルなのと言われればぐうの音も出ませんが、上海来たばかりの頃は冗談抜きで「ニーハオ、シエシエ、ハオチー、マイダン」くらいしか分からないレベルでしたし(大学の第2外国語がチャイ語だったことはそっと伏せておきます)、留学ではなく直接現地事業会社に放り込まれて仕事片手間の勉強だったし等々、男らしく言い訳をしておきたいと思います。

 

それでも、前も書いたかもしれませんが、周りに日本語ができる中国人スタッフが少なかったことは、今考えても中国語学習の環境的にとても恵まれていたなと感じています。これは上海の日系企業では比較的珍しいケースではないでしょうか。

 

まぁ偉そうなことを長々と書いたものの、別に今でも大して喋れる訳じゃないのですが、とりあえず中国国内を旅行する上であまり不自由を感じなくなったのは大きいですね!これだけでも勉強してきた甲斐がありました。もう少しレベルアップすべく、引き続き適度に頑張ろうと思います。

 

最後にご参考まで、比較の仕様がない気もしますが、HSKTOEICを見比べた時の目安について触れてみますと、ネット情報では大体以下のイメージとなるようです。

 

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HSK5級≒TOEIC850点

 

僕は英語ぜんぜん喋れませんが、とりあえず最後2016年にTOEIC受けた時の点数は830点でしたので、一応HSK5級・TOEIC850点(ちょい足りないのはさておき)の両方を見比べることができるかなと思いますが、あくまでも個人的感想としては、TOEICで800点を超える方がだいぶ大変だったように感じる次第です。(英語への苦手意識が強いことも一因であろうとは思います)

 

外国語を喋れる喋れないという点については、どっちのテストも意味がないかもしれないけど、点数とか級というのは非常に分かりやすいので、勉強のモチベーション維持には一役買いますよね!

上海でも餅つき

1月に入ってから死ぬ程仕事が忙しくて、本当にブラック企業そこのけそこのけで働いておったんですけど、まだまだあと一週間くらい春節休みまでの間は死ぬ程働かないといけないので、本当に気持ちが折れそうであると感じる今日この頃、皆さま如何お過ごしでしょうか。

 

今回は年度末決算やら予算やらといった通常のオペレーションの他に、非定常的業務の発生、加えて何より日本では考えられないような中国的問題に見舞われてしまうなど、色々なことが重なって本当に疲れてしまいました。

 

嗚呼どこか遠くに旅行行きたい、三亜(海南島/行ったことはない)あたりに逃避したいなどと考える余裕があるあたり、まあまだ大丈夫なんですけど、駐在員だからといってこんな働き方をしてたら本当に潰れてしまうで、ということを声を大にして叫びたい次第です。駐在員にも働き方改革を…。

 

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中国屈指のリゾート地、三亚。実は3月くらいに行ってみようと企んでいます。

 

さて仕事のことは置いておくとして、上海は日本人が多いこともあり、その気があれば様々な社外コミュニティ(県人会・出身大学・スポーツ・音楽・語学など)に所属することができ、交友関係を大きく広げることもできます。

 

基本的に僕はこうした日本人コミュニティに属してはいないのですが、1年くらい前からたまたまひょんなことで知り合った方にお声がけいただいた某集まりにだけ、継続的に顔を出してまして、この度は当該会合の新年会があった次第です。

 

日本人的新年会といえば、やはりコレですね。

 

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餅つき!

 

上海にもこんな立派な臼と杵があるんですよ!というか実は、日本領事館からお借りしてきました。ちゃんと手続きさえすれば、誰でも借りることができるみたいです。今回人生で初めて海外の日本領事館に行った訳なのですが、まさか臼と杵を借りに行く用事で行くとは夢にも思いもしませんでしたね。人生何があるか分かりません。

 

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餅の美味しさは、もち米の蒸し方で全然変わってくるようです。ちなみにもち米は東北のもの(日本ではなく、中国の遼寧吉林黒龍江といった東北3省、米の産地として有名)とのこと。餅つきの流れ自体は後輩がYouTubeで予習済、頼もしい限りであります。

 

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つき終わり。醤油ときな粉とあんこでいただきました。

 

通りすがりの中国人の方々がもの珍しそうに写真を撮っていったり、なんなら一緒に餅をついてもらったりと、突発的な日中文化交流もすることができ、とても楽しい会でした。何よりつきたての餅はやはり美味しく、海外にいながらも味わうことができるのは本当にありがたい限りで、もう少しがんばれそうです。

 

春節よ、早くきてくり!

福建省旅行1日目① 世界遺産の武夷山

12月中旬。上海駐在中の大学後輩(違う会社)と一緒に、福建省武夷山へと1泊2日で旅行をしてきました。

 

◾️武夷山とは

「中国・福建省にある黄崗山(2,158m)を中心とする山系の総称。山水の名勝として有名で、黄山、桂林と並び中国人が人生一度は訪れたいとされる場所の一つとされる。1999年以降ユネスコ世界遺産複合遺産に登録。年間350万人の観光客が訪れている。~中略~。ここで採れる茶葉から作る烏龍茶は香りと味が良いと評判で、特に岩に張り付くように育つ茶葉は武夷岩茶と呼ばれ、最高級品の扱いである。」(Wikipediaより)

 

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場所的には福建省江西省の境界あたりに位置しており、上海から高鉄なら約3時間程度で到着することができます。空港もあります。

 

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同行の後輩とは上海虹橋駅で待ち合わせ。土曜日7時54分発の動車に乗り、11時06分に武夷山東駅へと到着しました。

 

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武夷山東駅。

 

武夷山市には武夷山駅・武夷山東駅・武夷山北駅の3つの駅があり、地図を確認する限り景区に一番近いのは武夷山駅ですが、景区行きのバス(30分くらい乗る)は全ての駅から出ているはずなので、どこを使うにしてもさほどに不自由はないものと思われます。

 

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武夷山国家重点風景名勝区の入口。

 

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武夷山観光の目玉には、九曲渓という渓流の筏下りがあるのですが、人気が高いので入場チケット(3日通し)を買うときに併せて予約を入れねばなりません。そしてオフシーズンにも関わらず、この日は既に当日の筏下りがいっぱいで、次の日の早朝分しか押さえることができませんでした。

 

ちなみに今回僕らが回ったルートとしては、

 

◾️初日(昼到着) : 南門 → 天遊峰(山登り) → 南門

◾️2日目(朝から) : 天上宮(景区外) → 竹筏码头(筏下り) → 武夷宮(筏下りのゴール) → 玉女峰 → 虎嘯岩 → 一线天 → 南門

 

となります。これであらかた主要所はカバーできていますが(たぶん)、それでも2日目の昼過ぎには見終わった次第でして、気合いを入れれば筏下りも含めて一日で回ることも十分可能と思います。まぁぶっちゃけてしまえば、天遊峰の山登り九曲渓筏下りさえできれば、正直かなりやり切った感は出ますね。

 

さて、景区内についてです。

 

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南門→天遊峰へのシャトルバス。基本的に中国の著名観光地はどこもそうですが、景区内を観光しやすいようにバス網が張り巡らされてます。ただし、乗車人数がフルにならないと出発しないケースが散見されるため、時と場合によっては待ちぼうけをくらいます。

 

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天遊峰のバス降車場到着。


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ここは九曲渓筏下りのルートにもかぶってるので、たくさんの筏が流れてくるのを見ることができました。

 

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それでは天遊峰の山登り開始です。そんなに高い山ではないものの、階段が比較的急だったりするため、三十路もまもなく半ばに差し掛かろうとの身体にはボチボチこたえます。


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入口から20分程登ったところで非常に有名な写真撮影ポイントに到着。「武夷山といえば」といった感じの山水画的景色で、非常好です!


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引き続きの山登り。写真だと分かりにくいですが、岩壁に沿って傾斜のきつい階段が据え付けられています。「うわっ、マジでココ登るのか・・・」といった気持ちにさせられること間違いありません。右下の岩(?)に注意マークが直接書かれてるのはご愛敬ですかね。


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さらに15分くらい登ったところで頂上に到着。


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頂上です。下から全部で大体40分くらいかかりました。


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頂上にはお寺やら飲食屋台などがあります。この日めちゃくちゃ寒かったのですが、ずっと山を登っていたらヒートテック効果でさすがに暑くなったので、後輩と一緒にアイスを買って食べたところ、アイスが一度溶けてから再び固まった形状となっていたことをご報告したいと思います。(シット!)

 

続く。

青海省旅行3日目 西寧でも着ぐるみ

明けましておめでとうございます。

 

早いもので1月も5日に入ってしまいましたが、僕はというと長期休みを消化しつつ、昨日ようやく上海へ帰ってきたところです。

 

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東京の実家からは、新年早々富士山を綺麗に拝むことができました。

 

※中国は年末年始関係なく稼働中のため「おいおい休みすぎだろう」とお感じになるかもしれませんが、今の世の中PCと携帯さえあれば、正直どこにいようと問題なく仕事はできてしまうのでね(というか容赦なく仕事の連絡くる)、と男らしく言い訳を書いておきます。

 

さて、青海省旅行の続きです。最終日の3日目は夕方のフライトで上海戻りのため、昼過ぎまで西寧市内を散歩してました。

 

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朝食。宿には無料で朝ごはんがついてたものの、放棄して西寧の特色ある小吃/羊腸面を食べに行きます。

 

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店内。羊腸面(大)/12元を注文。

 

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羊腸面。名前の通り、羊の腸から作ったソーセージ的なものがトッピングされた混ぜ面です。これも初見でしたが、中国は本当に色々な種類の面があって面白い。

 

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羊腸調理中の様子。百度先生によると、羊腸にも荤肠(肉系)と素肠(非肉系)の2種類があるらしく、荤肠は臓物・素肠には豆粉面が詰められているとの区別があるようです。

 

腹ごしらえをしたところで、西寧市内観光に出発。まず目に止まったのは繁華街のショッピングモール前での人だかり。

 

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UBTECHという深圳の新興テック会社製造のロボットによる广场舞(ちょっと違うか)でした。このロボットは春晩(中国でいうところの紅白歌合戦)でダンスを披露したこともあるようです。日本でも購入可。


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ただ、転んで起き上がれなくなったロボットを関係者っぽいオヤジが手動で並べ直してるし…

 

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なんなら保安も並べ直すの手伝ってるし…

 

とツッコミどころ満載なイベントであり、なかなか興味深かったです。そしてこのイベント、呼び込みをやってるアルバイト的な人も結構いたのですが、呼び込みといえばお約束のアレ。

 

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着ぐるみ!(先の写真にも写り込んでましたね)


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お客さんの前でも堂々と面を取ってしまうその鋼のメンタル、まったくもって嫌いじゃないです。


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最前列でお客さんよりも熱心に見入ってる着ぐるみもいたし…(仕事しろ!)


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なんなら女の子めちゃ嫌がってそうだし…


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圧のかけ方が凄い…

 

といった感じで非常にエキサイティングでした。ただ、せっかく上海から4時間もかけて青海まで来たのに、着ぐるみを見てケタケタ笑っただけで終わってしまうのはもったいないと思い、少しはアカデミックな時間を過ごすべく、青海省博物館へと移動します。中国の博物館は無料のところが多く、トイレ・冷暖房完備につき観光中の時間潰しにはもってこいです。

 

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青海省博物館。

 

しかしながら、何か様子がおかしい。電気もついてないし、何より人がいない。

 

 

 

・・・休館!(理由不明)

 

昨日の移動疲れもあるし、外がめちゃ寒かったので、段々と動くのがめんどくさくなり、このあたりで観光は打ち止め。滴滴で車呼んで、空港へ向かうことにしました。結局ほぼ何もしなかったですね。


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空港への通り道(市内に近い)にあった立派なお寺。こっちに行けばよかった…


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西寧の曹家堡空港到着。


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空港のセキュリティチェックでは、ロボットが仕事してましたよ。あまり意味があるようには見えませんでしたが…中国ってこういう新しいもの導入するの好きですよね。(ダイナマイトを持ってくる奴はそうそういないだろうけど)

 

などと長々と書いてしまいましたが、これで青海省週末旅行はおしまいとなります。

 

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この段階で残りは10省区となりました。次は福建省/武夷山(世界遺産です)に続きます。2019年もよろしくお願い申し上げます。

青海省旅行2日目③ 西寧での晩餐

朝6時25分に西寧を出発し、丸っと1日半をかけてチャカ塩湖・青海湖を巡った楽しい楽しい現地ツアーもおしまいです。

 

帰りのバス車中では、今年の中秋節貴州省/黄果樹瀑布へと同じくローカルツアーに入って観光した際と同様、例によって参加者による好评付け大会が行われました。

 

 

今回もガイドからのお願いポイントとしては、

 

・予約したサイト(ctrip他)において、満点の評価をつけること。

・評価のコメント欄にはガイドの名前を入れること。

・点评作業が終了したら、ツアー参加者の微信群(WeChatのグループチャット。ツアー序盤にはまずこの群作りが行われる)に自分が書いた評価の画面コピーを送ること。

 

であり、これらの点は基本的に黄果樹瀑布ツアー時と全く変わりありません。共にガイドの名前を入れるなどの細かな依頼があることと、その場で書いたのを確認しようとしていることを鑑みると、やはり結局はインセンティブに効いてくるのではなかろうかと思われます。

 

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20時半。出発地点である西寧の建銀賓館に到着。延べ14時間にも及ぶ旅程であり、移動だけでも相当長くボチボチ疲れはしましたが、2食付で350元程度の参加代金だったことを踏まえると、非常にコストパフォーマンスの高いツアーであったように感じました。(チャカ塩湖・青海湖はマジでまた行っても良いと思う)

 

さて、ここからは趣向を変えて西寧での晩餐についてです。地方都市あるあるで、どの店も早めにクローズしてしまうため、宿近くで比較的遅くまで営業してたローカル飯屋にサクッと入店。

 

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1店舗目:店の名前不明

 

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店内は割と小綺麗。ストーブとヤカンの組み合わせがグッド。

 

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西北菜といえば、やはり牛肉面ですね。値段は7元。味濃いめでしたが、なかなか悪くなかったように思います。

 

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なお、メニュー表には牛肉面の記載すらありませんでしたが、何も考えずに頼んだら普通に出てきました。このエリアでは当たり前過ぎて非表記になってる…のかもしれません。

 

※そういえば牛肉面には蘭州系と青海系で違いがあるとのマニアックな話を聞いたことあるのですが、以前に蘭州や銀川といった正宗な区域(銀川は違うか)でも食べたことあるものの、僕には正直違いがよく分かりませんでした…。(スープの濃淡とか?)

 

◾️牛肉面三連荘

 

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2店舗目:店の名前不明

 

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ここでは5本10元の羊肉串を食べました。肉は大ぶりで臭みもなく、最高に美味しかったです。くどいながらもう一回書きますが、マジで最高でした。(羊肉串としては文句なしに2018年個人的ベスト1)

 

※非常に気に入ったので、翌日お昼にも食べようと店舗に行ってみたものの、日中の営業はしておらず、残念極まりなかったです。

 

ということで、青海省週末旅行2日目は以上で終了。青海省の日記自体はもう少しだけ続きますが、2018年内の投稿はこれで最後となります。2016年に上海駐在が決まってから、細々と自分の備忘として書き始めたこのブログも、早いもので228記事目となりましたが、お付き合いくださり、時にはコメントやスターも頂戴し、まことにありがとうございました!皆様良いお年を!