小龙虾聚餐
中国において、春〜夏の季節(まさに今)にかけての旬の名物といえば「小龙虾」です。
主要所は南京。江蘇省や安徽省が熱いらしいのですが、ここ上海でも大人気。特に若者が好んで食べるらしく、会社スタッフの某女性なんかは、深夜に我慢できなくなって、外卖(デリバリー)頼んじゃうくらい好きとのこと。
「そんな時間でも家まで持ってきてくれるのか!(そもそも家で食べるのか…)」というのはさておいて、小龙虾。何の食べ物か分かりますか?
日本の漢字では小竜蝦と書きますが、正解はこちら。
ザリガニ。
中国赴任してから1年8ヶ月経つものの、実はいまだザリガニ食べたことないっすと言っていたら、上述ザリガニ好きの会社スタッフがザリガニパーティーに誘ってくれました。
場所は静安寺の久光百貨付近の「复茂」。复兴中路×茂名南路に本店があるからこの名前らしいですが、ザリガニと上海蟹ではとても有名なお店のようです。
お店外観、可愛らしいフォントの看板が歓迎光臨。
入口にあるザリガニの広告、否応無くテンション上がりまっす。
店内は比較的小綺麗。
本来ザリガニ屋は屋台がメインで、上海にもザリガニ屋が立ち並ぶザリガニストリートなるエキサイティングな場所があったらしいのですが、強制的にクローズさせられるなど縮小傾向にあり、オールド上海な風情あるエリアはどんどんなくなってるみたいです。
話を戻すと、ここのお店の料理は基本的にザリガニ一択(上海蟹もあるけどシーズンではない)。メニューを見ると色んな味付け+ザリガニの大きさで値段が変わるみたいですが、全然よく分からず、とりあえずプロに全部お任せ。
注文後しばらく待っていると、
招牌手抓虾!
きました。いやー、マジでザリガニっすね。見れば見るほどザリガニ。まじまじ見ると、食べる気なくしそう。剥き方(一匹自体は結構大きく見えるものの、食べれる部分はほんの一部のみ。爪も食べない人が多い)をレクチャーしてもらい、早速トライ。
これは・・・
ほぼ海老!おまけになかなか悪くない!
ザリガニ(大)の清蒸。やたらと店員がプッシュしてきた一品(高いからと思われる)。注文すると、牛蛙(カエル)料理のサービスあり!
十三香龙虾。
十八香龙虾。
他にも麻辣や葱烤(ネギ炙り)、飘香(香ばしい)、蒜蓉(ニンニク)などたくさんの種類のザリガニ料理食べましたが、見た目も味も基本的にあまり変わらなかったような…。ただ、改めて写真を並べてみると結構強烈なインパクトですね。
締めはザリガニ雑炊。
ザリガニは美味しかったけど、値段は安くない(むしろ結構する)し、剥くのも面倒くさいから、上海蟹と同じく季節の風物詩として、1〜2回/年くらい食べれば満足でしょうかね。
お店出口。ではでは。