江西省旅行1日目① 南昌への移動
金曜日。週末をフルにエンジョイするため、男らしく夕方には会社を早退し、久々に中国国内1人旅行をしています。
上海↔︎東京間よりも距離が離れている西北地域の某省へと来てまして、とにかく極寒な世界なんですけど(基本的に零下)、主要目的地にいたっては最低気温がマイナス15℃とさらに寒さ極まるらしく、かなりビビっているところです。
最近は土日もあまり休みが取れず、正直いうとやること山積で週末旅行なんかしてる場合じゃないんですが、オフシーズンだからか航空券が夏場に比べるとだいぶ安くなっており、2〜3日前に衝動的にctripでポチってしまいました。要は仕事をほっぽり出してきちゃった状態なんですけど、強気にもPCは置いてきましたので、上海に戻る日曜夜には地獄をみることになりそうです。
現在バス移動中。道中の景色が凄い。
さて、青海省のことはまた今度書くとして、今回は国慶節中に敢行した江西省旅行についてです。
10月2〜3日の2日間で、虹橋駅から江西省の省都である南昌へ行ってきました。南昌は人民解放軍誕生の地としても有名ですが、江西省自体が他にも省内に井岡山があったりと、革命に縁深いとのイメージが強いように思われます。
上海からは高鉄で4時間くらい。
そういえば、高鉄で隣に座ってきたおばちゃんはなぜか扇風機を車内に持ち込んでましたね。色々と不思議な光景を垣間見ることができ、国内旅行はなかなか刺激的です。
南昌到着。
まずは南昌の中でも非常に有名な観光地である滕王閣見学に向かいます。ここは湖北省の黄鶴楼、湖南省の岳陽楼と並び、江南三大楼閣と称されます。
滕王閣側から眺める南昌の景色。めちゃくちゃ都会な様子でした。
続きます。
ベトナム・ミャンマー旅行③ 世界三大仏教遺跡のバガン
①ベトナム/フエ
最後となる3回目はミャンマーのバガンについてです。バガンはインドネシアのボロブドゥール、カンボジアのアンコールワットと並び、世界三大仏教遺跡として名を馳せる場所となりますが、他の二箇所が世界遺産に登録されている一方で、近代的な建材を使用しての遺跡修復や、軍事政権がゴルフコースを作ってしまったこと等に起因して、未だ世界遺産登録がなされていないという穴場スポットです。
※ちょっと中国っぽいですよね。万里の長城(河北省あたり)をモルタルで埋めてしまい、ぺったんこになっちゃった的な昔のニュースを思い出しました。あそこまで酷くないとは思うけど。
コレね。
さて、先にバガンについての個人的感想を言ってしまうと、ボロブドゥールは行ったことないので分かりませんが、アンコールワットと比べる分には全く遜色なく、観光客がそこまで多くないこともあり(今はどうなのか分からない)、秘境感(僻地感)が強いことも手伝ってか、とても感動したことをよく覚えています。
バガン観光の足として特徴的なのが馬車。旅行者は大体が馬車か自転車利用との印象。
仏教遺跡群であることから、いたる所にナイスな仏像が祀られています。テカテカの現代的仏像もいいですが、日本人的にはこうしたクラシックな仏像がやはり落ち着きますね。
世界遺産登録を阻む要因になっているとの噂のゴルフコースもチェックしてきました。
バガンの街並。
ヤンゴンとは比べ物にならないくらい、市場もローカル感が強いです。
そしてバガンにおいて、何より旅行客の心を奪うのが、無数ともいえる仏塔の数々。僕が行った2014年においては、大体どこの遺跡にも登って周囲の景色を鑑賞することができましたが、改めてネットなどを見る限り、現在では全面的に禁止されてしまったみたいですね。
当時はこうして、仏塔に登って日没や日の出を拝むことができました。
トイメンの仏塔でも、観光客が日没を見ている様子が分かります。
本当にめちゃくちゃ良かったのですよ。
いつか家族も連れていってあげたいというか、リピートも全然ありな場所だと思います。2019年での世界遺産登録を再度目指しているらしいので、近い将来にはひょっとすればひょっとするかもしれません。
そしてこの写真。
これはバガンで友達になったベトナム人が、たまたま仏塔上で日没を待っていた時に撮影してたらしいんですけど、本当にたまたま僕が写りこんでいたみたいなんですよね。彼がこの1年後くらいに写真を整理していた時に、やはりたまたま気づいたとのことから、Facebookで送ってくれまして、偶然の賜物というか個人的にとてもお気に入りの一枚なので載せてみました。
また、少し話が長くなりますが、バガンの見所は仏教遺跡だけではありません。ちょっと足を伸ばせばナッ信仰というミャンマー土着宗教の聖地、ポッパ山もあります。
ポッパ山。どことなく気の抜けた名前がまた良し。
山の麓は猿だらけ。ポッパ山は靴を脱いで登らないといけないため、猿のウンコを踏まないようにするのが至上命題。
この渋い顔をした親父たちが、信仰の対象であるナッなのだと思われます(たぶん)。パンチパーマのカタギ紙一重みたいなおっさんにしか見えないというのはさておき、ポッパ山も他に負けないくらい一見の価値ある場所だと思います。
などと、ザックリ流して書いてみましたが、とにかくバガンは旅行先として強くプッシュしたい場所の一つでありまして、まだまだ書き足りない気持ちでいっぱいなのですが、寝る時間を削るばかりなので、この辺りで終わりにしたいと思います。
それではおやすみなさい。
ベトナム・ミャンマー旅行② ヤンゴン魅惑の遊園地 ハッピーワールド
ベトナムでのフエ観光を終えた後、ハノイでトランジットしつつ、ミャンマーの首都ことヤンゴンへ飛びました。アジア最後の秘境とも謳われるミャンマー、初めて行く国というのはとても刺激的な感じがしますね。
ヤンゴンの主要観光スポットはサクッと回っただけなので、ここでもサクッとに留めますが、
東南アジア諸国全体に言えますが、仏様の顔がなんともいえぬ味を出しています。
観光地だからか、案内してやるといって「マネーマネー」と境内にも関わらず金を要求してくる不届きな輩もいましたが、「マネーって何だ?英語なんざ分からん」で押し通し、しれっと離脱したりしてました。
日を変えてのボージョーアウンサンマーケート。アジア感漂う市場、の中にある食堂エリア。
チャウタッジー寝釈迦仏。
大きさはもちろんのこと、個人的にはどうしても仏様の顔に目がいってしまいます。日本の仏像とは根本的にスタイルが違います。
そして再びシュエダゴンパゴダ。
短パンNGであることを知らずに来てしまったため、入口でロンジー(ミャンマー伝統の衣服)を購入。
ところで、そもそもなぜ2日連続でシュエダゴンパゴダに来たかというと、この付近にヤンゴンではぜひとも行ってみたかった場所があるためでして、その場所こそがタイトルにも書きました、
時々上海ディズニーに行っていることを書いたりしてます通り、元々僕は遊園地が好きなんですけど、とりわけB級スポット感漂う海外の遊園地というのはとても気にかかる存在で、時間さえあれば足を伸ばしてみることもしばしばです。まぁうだうだ書いても、その面白さ・魅力は伝わらないと思いますので、ぜひとも以下写真をご覧になっていただければと存じます。
・・・如何でしたでしょうか?いまいち本物に寄せ切れていないキャラクターの数々。味わいがありすぎて、気がつけば写真を撮るのに夢中になってしまい、どんなアトラクションがあったのかなどは全く印象がありません。こうした著作権もへったくれもない珍スポットというのは、時代とともに無くなっていくでしょうから、お取り潰しになる前に行ってみることを、個人的には激しくおススメしたく考える所存です。
※上海に赴任してきたばかりの時に行った蘇州楽園も、もうクローズ(移転)してしまいました。偽物の「it's a small world(童話世界)」、もう一回乗ってみたかったな。
相変わらずどうでもいいことばかりをつらつらと書きなぐってしまいましたが、とりあえず僕自身が眠くなってきたこともあり、ヤンゴンは以上となります。次回は最終回のバガン編。
それではおやすみなさい。
上海のローソンにてお手伝い
残業中にお腹が空いたので、お菓子でも買いに行こうと罗森(ローソン)に行き、店内を物色していたところで店員のお姉さんに声をかけられました。
お姉さん「あなた、日本語分かる?」
僕「そりゃ分かりますよ、日本人だもん」
お姉さん「そう。それならちょっと手伝ってくれない?」
・・・なんじゃそりゃ。しばしば中国で感じることですが、この客を客として扱わない感じ。まぁ全然嫌いではないのですけどね 笑
という訳で、ちょっとこっちに来てと言われ、レジ横のホットスナックコーナーへと連れていかれたところ、お姉さんは何やらカタカナが沢山書かれたネームシールを取り出してきました。
「ファランクフゥシャンチャン」「ロウジャアモゥ」「シャンラァヨォユゥチュエン」「タンヂャオジーパイ」など、呪文のような言葉が羅列されています。
最初はなんだこれと思っていたら、お姉さん曰く、日本人がホットスナックを注文しやすくなるよう、中国語メニューのカタカナ表記シールを貼りたいとのこと(ここのローソンは日本人客が多い)。たしかに言われてみれば、なるほど先程の単語はそれぞれ、
「法兰克福香肠」「肉夹馍」「香辣鱿鱼串」「藤椒鸡排」
になるんですね。
これをカタカナ読みしたとしても、全く店員に伝わらないのではといった懸念はさておき、サービス向上のための努力というのは素晴らしいことだと思いますし、正直いってこの取り組み姿勢自体に、僕はとても心動かされました。ただ、ちなみになのですが、中国語メニューのカタカナ名称をシールに書いたのも、どうやら別の客人だったようです。本当に頓着しませんね。
お姉さんの要望としては、「私は日本語が分からないから、このシールに書いてある言葉を読み上げていって欲しい。そしたらシールを貼っていくから」とのことで、僕の中国語発音こそ怪しいもんなのですが、とりあえず頑張ってお手伝いしてみることにしました。
中国ローソンのホットスナックコーナー。それぞれのフードの所に貼ってある日本語のシールが今回お手伝いしたものなのですが、分かりますでしょうか?唯一悔いが残るのは一番右下の「碳烤甜辣猪肉串」。今気づきましたが、思いっきり間違ったシール貼ってますね…。なんだか悪いことしちゃったなあ。
なお「香酥葱油饼」だけはシールがなかったらしく(多分書いた人の見落とし)、
結局僕が書きました。明日からローソンに行って、この文字を見るたびにニヤニヤできそうで、毎日のささやかな楽しみが一つ増えたように感じます。
ついでに今回初めてローソンの肉夹馍(6.5元)買ってしまったんですけど、めちゃ美味いっすね。これ。売れてるとお姉さんも言ってた通り、ちょっとハマってしまいそうです。
独身の日も上海ディズニー
ここ最近は仕事が比較的忙しく、昨日は土曜日にも関わらず朝から晩まで仕事をしてしまうなど、全くもって自分らしからぬ社畜精神を発揮してしまっておりました。
それでも全然作業が終わらなかったため(僕の業務効率が低いのは否定しません)、仕方なく今日の午前中も仕事していたのですが、途中で気持ちが切れてしまい、お昼前くらいに何気なく携帯で上海ディズニーのアプリをチェックしたところ、
・・・空いてるな。
ハロウィンイベントが終了し、クリスマスシーズンにもまだ入らない端境期だからなのか、はたまた双11で皆さんが買物に励んでいるからなのかは定かじゃありませんが、この混雑状況を鑑みると狙い目であるのは間違いありません。という訳で、息抜きがてら急遽午後から1人で上海ディズニーへ遊びに行くことにしました。
ハロウィン自体は終わったというものの、電車(11号線)の装飾はまだまだハロウィン気分が抜けきっていない様子で、中国らしい緩さを垣間見ることができます。そういえば今日は恒例の偽物売りは見かけませんでしたね。
到着。前回行ったのが国慶節前日の9月30日でしたので、約1ヶ月ぶりのぼっちで上海ディズニーとなります。
パーク内入場後の様子。全然人がいません。週末の日曜日ですけど、大丈夫なんでしょうかね。燻んだ天気と相まって、パッと見は中国のローカル遊園地にいるかのような感覚です。
ファストパス選びたい放題な状況や、どのアトラクションも大体待ち時間が5〜10分程度であることからも、如何に今日空いているかがお分かりいただけるかと思います。(ソアリンだけは30分待ちでしたが、そもそも混雑時は2〜3時間待ちが当たり前ですしね)
さて、今回は13〜16時半まで3時間半の上海ディズニー滞在だったのですが、
①雷鳴山漂流(5分待ち) × 1回
②ソアリン(30分待ち) × 1回
③カリブの海賊(5分待ち) × 2回
④七人の小人(10分待ち) × 2回
と、短い滞在時間ながらもアトラクション周りは相当エンジョイすることができました。
最後の締めくくりにキャラクター(ジュディ)と記念写真を撮ろうと並んでいたところ(ここが一番待ち時間が長かった)、
なんと僕の順番が来る直前でニックへとチェンジ。マジか!家族で行った時も含めてジュディとはご縁なく、写真撮影のチャンスがなかなか巡ってこず残念です。
ぼっちでディズニーも今回で3回目となりましたが、相変わらずの豆腐メンタルっぷりで、1人でキャラクターとの写真撮影に臨むことへの恥じらいというのは、なかなか無くなりませんね。何回やってもぎこちない 笑。
それにしても今日は本当にガラガラで最高でした。家族と行く時もこれくらい空いてるとありがたいもんだなと思います。
そういえば全然話は変わりますが、最近というか今年の9月頃、古北高島屋の地下に「拉麺競技館」という日本でも有名なお店がいくつか入ったラーメンアリーナが出来たんですよね。
今日ディズニーの帰りがけに初めて拉麺競技館へ寄ってみて、徳島ラーメン(42元)食べてきました。ハオチー。
双11のセールが独身の日のシンボルとなった一方、社畜の如く仕事をし、息抜きのためにぼっちでディズニーランドに行って、最後はお一人様でラーメン食べて家に帰るなんていうのは、いかにも独身の日っぽい過ごし方じゃんかなどと自虐をしつつ、泣く泣く仕事に戻った次第です。おしまい。
追
双11は天猫(TMALL)全体で、2,135億元の取引額となったようです。日本円にして3兆円超。ちなみに去年は1,682億元。いつまでこの勢いは続くのでしょうかね。
加えて京東は1,598億元。前売期間も含んでるのだと思いますが、二社共に末恐ろしいというか、中国の消費力の底堅さを見たという感じですね。また来年も楽しみましょう。
双11(独身の日)始まる
11月11日に入り、双11(独身の日)の大型セールが始まりましたね。
開始後2分5秒で100億元の売上を突破したとのニュースが出てましたが、毎年毎年そろそろ勢いも弱まるんじゃないのかなと予想しつつも、今年も記録を更新したとの模様です。僕の勤務先は消費者向け製品を取り扱ってる会社になりまして、双11にがっつり販売サイドとして参加していることもあり、11月11日の状況というのはとても気にかかる次第です。社内のEC担当者は夜通し対応に追われますし、本当にお祭りといった様相ですね。
そしてもちろん、個人的にも参戦してます(買い物するだけだけど)。
今年最大の収穫は预售の時から狙っていたフィリップスのお掃除ロボット。
预售価格をベースに諸々割引が入り、最終的な到手价は1,299元となりました。まぁ、本当に安いのかどうかはよく分かりませんけどね。他にもオーブンやらユニクロのシャツやらANTAの靴など購入。中国のECサイトは見ていて飽きませんし、買いたくなる気持ちを煽るのが本当に上手いと思います。夜寝る前にベッドで寝ながらポチポチするのが至上の楽しみという方も多いのではないかなと。
双11はまだ始まったばかりで、残りは21時間程度ありますが、今年の行く末は如何に。アリババ全体の結果もさることながら、何よりうちの会社の取扱品の行方が気になるというのが正直なところです。加油〜!
ベトナム・ミャンマー旅行① フエでブンボーフエ
坊が生まれたことに伴い、ちょっと昔のことを書き残してみようと思います。
2014年の11月末、長女が生まれる1ヶ月半程前のことになるのですが、当時「子供が生まれたら旅行には行けなくなっちゃうかなあ」といった心の声を、妻に伝えたなどということは全くなかったものの、旅行が心底好きな僕を憐れんでくれていたのか「生まれる前に最後好きな所行ってきていいよ」と仏のような言葉をかけてもらうといったことがありました。
一つには彼女自身も相当な旅行好きで、この方面には理解があること(と僕が勝手に思いこんでいる。腹の底は不明)。もう一つは妻勤務先の福利厚生で、産休中までは飛行機にかなりの安価で乗ることができ、使わないともったいない等が背景にはあったのですが、当時の僕としては嬉しくて天にも上る気持ちだったことをよく覚えており、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。まぁおかげで昨今に至るまで、妻には全く頭が上がらなくなってしまいましたが。
※結果として長女がまだまだ小さいながらもこんなブログを書いてるくらいなので、子供生まれたら旅行行けない云々というのは全然関係なかったですね。長女も3歳半にして日本含め5カ国滞在済+中国国内も色々連れて行ってるので、早くもベテランな風格を漂わせ始めてます。
さて、ここも行きたいぞ、あそこも行きたいぞと色々悩んだ結果、僕自身はアジア圏が好きなこともあり、チョイスしたのがベトナムとミャンマーでした。ベトナムはホーチミン・ハノイ・ホイアン・ダナンといった所は観光済だったため、目的地は残る主要所のフエ。ミャンマーは昔から行ってみたかったバガンが最優先。ただ、腐っても企業社畜の身である以上、長くは取れないであろう休みを有効利用しなければならず、熟考の末組み上がった旅程が以下の通りでした。
1日目:羽田→ホーチミン(飛行機/深夜便)
2日目:ホーチミン→フエ(飛行機) フエ観光
3日目:フエ→ハノイ(飛行機)
4日目:ヤンゴン観光
6日目:バガン観光
7日目:ヤンゴン観光
8日目:ハノイ観光
ハノイ→成田(飛行機/深夜便)
合計8泊9日(含機中泊2日)。・・・改めて眺めると、とてもサラリーマンとは思えない旅行スケジュールになってしまっています。当時はまだ働き方改革だなんだと言われる前のことでしたので、不退転の決意をしつつも、恐る恐る上司に休暇の相談をしにいったところ、意外とあっさりokをもらうことができてしまい「戻ってきたらマジで座席がなくなってるかもしれない」との懸念が一瞬頭をよぎりましたが、浮ついた気持ちが完全に勝った状態でした。妻自身もまさかこんな長期で行くとは思っていなかったようで、呆れてる様子ではありましたが、とにかく大手を振って出発できるようになった次第です。
という訳で、誰も興味がないかもしれませんが、個人的には旅行に行った経緯等を含めて色々と思い出深いので、フエ・ヤンゴン・バガンを旅行した時のことを書いていこうと思います。初回の今日は、まずベトナムのフエから。
中国語では「顺化」と呼ぶらしいフエという街は、ベトナムの中部に位置しており、19〜20世紀にかけて存在していた阮(グェン)朝の首都が置かれていた都市です。こういった背景もあり、しばしば古都フエなどともいわれます。
フエの街並。なんというか雑な感想かもしれませんが、ベトナムっぽいとの印象につきます。
フエは一部の歴史的建築物が世界遺産(文化)にもなっているれっきとした観光名所なのですが、世界遺産の阮朝王宮以外は観光スポットが点在していて少し不便であり、一人旅の場合はバイクタクシーで回るのを現地ツアー会社におススメされました。
バイタクのおっさんに最初連れていかれたのがカイ・ディン帝廟。
元々はとりあえず王宮だけ行ければいいやと思っていたこともあり、恥ずかしながらノーマークだったのですが、フエ観光ではここがハイライトと言えるくらいにナイスな場所です。
帝廟内部も必見。
ユネスコに認められているくらいなので、文化的価値は高いのだと思われますし、一番行ってみたかった場所ではあったものの、うーんといった感が否めませんでした。期待しすぎはよくないというお手本だったように感じます。
他にも何箇所か行ったような気もするのですが、いかんせん4年程前のことであり、携帯内に写真も残ってなければ、頭の中からすっかり記憶が抜け落ちてしまってました。
続いてフエのグルメ。
地球の歩き方にプッシュされていたお店に入ってみたところ、出てきたのは名前もよく分からないこちらの料理。
葉っぱを開いた時の見た目は、なかなかアレな感じでしたが、黄色いのはエビだったと思われ、いわば広東料理の点心に似ていて、見た目とは反比例的に美味しかったです。
もう一つの名物を食べに、夜のフエを散策。
ブンボーフエ。ブンはフォーと同じく米麺ですが、麺のタイプ自体が異なると同時に、フォーが北部・ブンが南部の名物といった地理的区別もあるようです。ボーは牛肉。ベトナム全土でも愛されるフエのローカル料理で、ベトナム料理らしからぬスパイシーさが特徴的。
とまぁ、文章が長くなってしまいましたが、今回昔の写真を色々眺めていたら、また旅行熱が沸々と高まってきました。今はせっかく中国に住んでいるので、当面は中国国内旅行に精を出す予定ですが、中国国内外を問わず行ってみたい場所は尽きません。