上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

オバマの無人コンビニ

オバマ広場(嘉顿广场)近くに無人コンビニができてる!

 

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「超级便利店」とのこと。ただの大きな自動販売機にしか見えませんが…

 

1日前に同じ場所を歩いた時は全く工事をしてる様子がなかったにも関わらず、気がつけばこんなものが立ち上がってました。

 

最近こうした新しい業態の小売がどんどん登場してるといった話をよく聞きますが、中国の人たちってこういう新しいものが本当に好きなように思います。

 

うちの会社の総経理(中国人女性)が以前に、「中国人はとにかく流行ってるものが好きなんですよ!」とも言ってましたが、中国のこうした機を見るに敏というか、「とりあえずやってみる」的なマインドとスピードは目をみはるものがあります。

 

無人コンビニが本当に便利か否かは置いておいても、とにかく変化が早くて面白い国です。(上海が特にではあると思いますが)

古北に出没する自称南京人

僕が今住んでる古北というエリアは、日本人もさることながら、外国人がたくさん住んでいるエリアです。(中国人ももちろんたくさんいる)

 

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古北。築年数の割には建物にガタがきていたり、水回りなどのトラブルが頻発するなど中国あるある的な事象は多いものの、落ち着いた街で、家族連れにはとても住みやすい場所です。

 

家族が来るまでは徐家汇というエリアに住んでました。徐家汇は日本でいう渋谷みたいなところで、ここも外国人は多いものの、古北のほうが比率的には相当程度多いように思います。

 

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徐家汇。なんというかギラついた街なのですが、初めて海外生活を開始した場所ということもあり、個人的には思い出深いエリアです。

 

さて、徐家汇に住んでいた頃には全く遭遇したことなかったのですが、ここ古北に来てから、しばしば自称「南京人(南京出身者の意味)」という中国人から声をかけられるようになりました。

 

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※南京は江蘇省省都で、上海からは高铁で1時間半程度でいける、見所満載の歴史ある街です。(行ったことないけど)

 

今日はこの古北エリアに出没する自称「南京人」について触れたいのですが、この自称南京の朋友たちにあいまみえると、決まって概ね以下の内容を、ゆっくりした中国語で、時々英語を混ぜながら話しかけてきます。

 

・今日出張で上海に来ている

・実は財布を落としてしまった

・どうしても今晩の高铁で南京まで帰りたい

 

要は、

 

・金がないから南京までの旅費を用立ててほしい(貸してほしい)

 

ということなのですが、これって思いっきり典型的な詐欺師なのですよ。しかも昔からあるクラシカルな手口みたいで。

 

上海から南京までの高铁のチケットはだいたい150元程度で、日本人(というか外国人か)的にはそれっぽっちの金額で、まさか詐欺を働くとも思えないし、あーそういうもんかと思って金を払ってしまうみたいです。

 

というか、古北に引っ越して来たばっかりの頃に、僕も一回やられたことがあるんですけどね。150元。

 

相手方詐欺師はなかなか身なりよく、なんなら立派な名刺(どこかの会社の副総経理となってた)まで渡してくるという小技を効かせてくるので、まだまだ純粋な心を持っていた僕としては恥ずかしながら引っかかってしまった次第です。

 

今考えればこれだけ電子決済が発達している中国で、財布を落としたから切符が買えないなんてことは100%ありえないですからね。だいたいあいつ携帯持ってたし、微信支付でも支付宝で払うでも、友達に送金してもらうでも良い話で。

 

おまけに普通の中国人は、何か(道など)聞いてくる時はゆっくり喋るなんてことはしないし(まくしたてられる)、ましてや英語なんか絶対に使わないので、この時点で警戒すべきでした。こうやって自分で書いていても、なぜ騙されたのか・・・ということが不思議でなりません。

 

当時は金を貸してあげたのは全く気にしておらず、なんなら良いことをしたな~くらいに考えてましたが、その後何回も「南京から来たんだけど〜」といった連中に遭遇したので(毎回人が違う=沢山いる)、段々と腹がたってきましたね。後の祭りですが。

 

とりあえず興味深いのは、どの詐欺師も必ず「南京から来た」と言ってくることでしょうか。チケットの値段が高すぎず安すぎずちょうどいいのか、メジャーな場所だからかわかりませんが、今のところは100%(自称)南京人です。

 

とにかく古北エリアで南京人という中国人から無心をされたら100%詐欺ですので、くれぐれもお気をつけください。ただし、ちょっとからかう分には笑えるとも思います。

コートヤード上海インターナショナル・ツーリズム・リゾート

労働節の三連休で上海ディズニーに行ったのは前回書いた通りですが、今回はディズニー近くのホテルに一泊することにしました。

 

上海ディズニー近くのホテルというと、ディズニーランドホテルや、トイ・ストーリーホテルが有名どころですが、ディズニーランドホテルは高すぎて手が出ないし、トイ・ストーリーホテルはバカ高い訳でもないけど正直コスパはイマイチ。

 

ということで、今回の連休では少し趣向を変えて、コートヤード・マリオット(上海国际旅游度假区万怡酒店)に泊まることにしました。労働節の連休中なので普段よりは少し高いものの、それでも一泊朝食付きで1,100元ちょっとだったので、上海の外資系ホテルにしてはかなり安い部類に入ると思います。

 

コートヤード上海インターナショナル・ツーリズム・リゾート

http://m.ctrip.com/webapp/Hotel/HotelDetail/5485352.html

 

立地的に優れている訳ではないものの、上海ディズニー⇔コートヤードは無料のシャトルバスも出ていて、大体10分くらいで到着するので不便さはありません。

 

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行き方としては、ドナルドダック駐車場(唐老鸭停车场)の9番乗り場からシャトルバスが出ます。

 

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大体1時間に1本くらいの間隔。

 

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ディズニー行きの電車(11号線)からホテル見えるのですが、外観はなかなかしょっぱい感じではあるものの、中はとても綺麗。

 

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立派なキッズスペースを無料で使えたり、ジムもあったりします。娘はずっとトランポリンやってました。

 

ホテルの周りには何もないので、晩ご飯はホテルのビュッフェいったのですが、宿泊者は148元/人とこれまた比較的リーズナブル。

 

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これら写真の他にも、お寿司やお刺身、鉄板焼、ヌードルバーなど、内容的にはかなり豪華で非常满意。

 

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おまけに子供向けのお菓子コーナーや、綿菓子作る機械なんかもありました。

 

朝食も含めて全体的にかなり悪くなかったので、この値段であればめちゃくちゃお得。正直、トイ・ストーリーホテルなんかより全然好いと思うので、上海ディズニーに行く場合は強くオススメできます。 

上海ディズニー トイ・ストーリー・ランド

中国は日本みたいにGWなんてものはないのですが、一応労働節で3連休になってます。

 

3連休になった瞬間、観光地はどこもアホみたいに混むので、あまり遠出をする気にもなれず、シーズンパスの有効利用を兼ねて、結局娘が一番喜ぶ上海ディズニーへ。

 

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また来ちゃった。

 

労働節休みの初日だったからか、地下鉄に乗った段階から偽物屋が大量に出没していたので、「今日は混み具合やばいかなー」と思いきや、手荷物検査も入場ゲートもスムーズに通過でき、パーク内も激混みという程でもなく、なんだかラッキー(混んでない訳でもないですが)。

 

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地下鉄内の偽物屋は平常運転。ただ今日は11号線の徐家汇を超えたあたりから既に出没が確認されるなど、商売にかける気合が幾分違う様相でした(買ってる人も結構いた)。

 

さて、上海ディズニーはつい先日の4月26日から一部拡張されたようで、今日行ったらトイ・ストーリー・ランド(玩具总动员主题园区)というエリアが新しくオープンしてました。

 

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このエリアにはトイ・ストーリーお馴染みのおもちゃたちがたくさんいたり、キャラクターの飲食店もあったりと、散歩だけでもテンションあがります。

 

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これはトイレ。

 

もちろんこうしたオブジェ類があるだけじゃなく、乗り物もいくつか同時にオープンしてました。

 

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緩い乗り物から、結構ハードなやつまで。70〜80分待ちだったので、乗りませんでしたが、せっかくなので一回はトライしたいですぬ。

 

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子供はウッディの人形を持ってたからか、こんな2ショットも!中国といえども、やはりディズニーのホスピタリティは很好! 

うなしゃぶ近藤

旧虹桥宾馆、今の郁锦香宾馆(GOLDEN TULIP)にある鰻屋に会食で行く機会がありました。僕は内勤のため、頻繁に行くことはありませんが、たまーに会食があります。

 

うなしゃぶ近藤

https://m.dianping.com/shop/97211711

 

お店の名前の通り、ここは鰻のしゃぶしゃぶが名物とのこと。鰻のしゃぶしゃぶなんてのは、日本でもお目にかかったことありません…

 

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生の鰻。見た目はシマアジみたいで、これをしゃぶしゃぶして食べるのですが、めちゃウマでした。

 

コースで注文して、先付・お刺身(マグロやら海老やら)・鰻のしゃぶしゃぶ・鰻の釜飯・デザートがついて、298元/人。

 

ここに限らずですが、上海は結構本格的な鰻屋が多くて、おまけに日本で食べるよりも安くて美味しかったりします。なんなら上海に来てからの方が、間違いなく日本にいる時よりも鰻食ってます。真有口福〜

重慶面(麻麻小面)

会社近くによく昼飯を食べにいくフードコートがあります。

 

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中華飯屋が多いですが、イタリアン(客いない)なんかもあり。まぁ中式ファストフードみたいなもんですが、上海・広東・四川・湖南などバラエティー豊富で、とにかく昼時は激しく混んでます。(個人的には、普段はもっぱら麻辣香锅を食べてる)

 

このフードコートは店舗の入れ替わり激しく、しょっちゅう店がかわるのですが、最近新しく重慶面のお店がオープンしました。

 

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「麻麻小面」!

http://m.dianping.com/shop/20974247

 

何の気なしに食べてみたら・・・めちゃくちゃハオチー!お店の名前の通り、麻(痺れ)が相当良い味出しており、思わず一週間で3回も行ってしまった…。一緒に飯食べてる中国人の同僚に聞いても、「いわゆる一般的な重慶面じゃないけど、味道不错!」とのこと。

 

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麻麻小面15元。一番シンプル(具なし)。

 

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杂酱面20元。麻麻小面+挽肉。

 

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杂酱干溜20元。汁なしタイプの杂酱面。

 

これは通ってしまいますねー。外卖(デリバリー)もやってるので、週末での自宅麻麻小面もありえます。ますます太りそうだ…(上海生活1年半で+3.5kg、今もバルクアップ中)。

上海で手術

背中にしこりのようなものがあり、気になっていたので家近くの病院で見てもらったら、難しいものでもないので、やりたければ今から除去手術できますと言われ、その場で手術を受けることにしました。その日のうちにやるとも思わなかったので、このあたり中国はスピード感が違います。

 

おそらく粉瘤でしょうと言われ、2センチ程度切開しました。30年ちょっと生きてきた中で初めての手術(たぶん)です。

 

粉瘤

https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/

 

手術自体はあっとゆうまに終わりましたが、麻酔ってすごいのですね!縫合時に引っ張っられる感じだけはありましたが、いつ切開されたのかも全く分からずでした。

 

まぁ僕の手術は大したことなく終わったので正直どうでもいいのですが、今回手術を受けてる時に思い出しのは、ちょうど一年くらい前、家族が上海来たばかりの頃に、娘が家の中で大怪我をして救急車で運ばれたこと。

 

当時僕は会社にいたのですが、外出する直前で、唐突に嫁氏から電話かかってきて出てみたら、焦燥した嫁氏の声と、子供の泣き叫ぶ声。リビングのソファーで飛び跳ねていた娘が足を踏み外し、ソファー脇のガラステーブルに顔から突っ込み、眉間を割ってしまったのです。

 

家には嫁氏と娘の2人だけしかおらず(しかも当時上海に来たばかり)、急ぎ会社から救急車と病院を手配してもらったのですが、救急が到着して娘の状態を見るに相当ひどかったようで(骨まで見えてた)、元々手配してた病院ではなく、整形では上海で一番有名との第九人民医院に急遽連れていかれることになりました。

 

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交通大学附属第九人民医院。上海で整形といったら九院、というくらいの病院のようです。交通大学は理系では上海トップの大学。

 

とりあえず嫁氏・娘は二人だけで救急車に乗せられ病院へ。僕自身も会社から病院へ直行。

 

娘が運ばれた救急棟に到着したら、なぜかストレッチャーに寝かされたおじいちゃんおばあちゃんが大量にいるなど、そこは映画の夜戦病院さながら、かなり強烈で、さすが中国のローカル病院はやばい!と変に感心したことを今でも鮮明に覚えています。(後日外来に行ったら、外来は普通にきれいだったけど)

 

娘もおじいちゃんおばあちゃん同様にストレッチャーに寝かされた状態で泣き叫んでいて、素人目に見ても傷口はひどかったですが、唯一目に怪我が及ばなかったことは不幸中の幸いでもありました。

 

それからしばらく待てどもなかなかドクターが現れず、こちらもイライラが募ってきたところで、ようやく診察室に呼ばれ(それでも外国人だからか他の人よりもだいぶ早い)、その場で手術へ。

 

ただし診察室は日本のように綺麗なものでは全くなく、マジでここでやるのかといった感じの部屋であることに加え、「お父さんは娘さんの体を押さえてください」となぜか僕自身も参加することに。おまけに全然関係ないおっさんら(心配してくれてる様子)オーディエンスがオープンになってた診察室の外から見守ってくれてるなど、牧歌的であると同時に、相当にカオスな状態でした。

 

消毒・麻酔・縫合など最初から最後まで手術に立ち会いしましたが、相当に痛そうで、娘はよく頑張っていたと思います。特に消毒なんかはたぶん大の大人でも失神しかねないですね。あの光景は一生忘れられません。

 

とりあえず手術自体は無事に終わり、そのまま家に帰って良しとなりまして、病院から出ようとしたところで最後オーディエンスのおっさんが見送りにきてくれました。一体あの親父は何者だったんだろう…。

 

長くなりましたが、術後1年程度が経過した現在、おかげさまで娘の傷はよく見ないと分からない程度にまで回復することができました。この怪我のことは、上海駐在期間において、相当に忘れ難い出来事であるのは間違いなく、たまたま自分自身の手術もあったので、ちょうど良い機会と思い、備忘として書き残すことにしてみました。