上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

安徽省旅行2日目③ 黄山温泉

九龍瀑を後にした我々は、この日の宿泊先たる黄山温泉度假酒店(黄山スパリゾートホテル)に向かいます。

 

実は黄山は温泉が湧いているらしくて、これも観光の目玉になってるみたいなんですよね。かなり歩いた一日だっただけに、期待が膨らんでしまうというもんです。

 

とはいえ九龍瀑から黄山風景区に戻るためには、とりあえず観光の起点たる换乘中心いきのバスが出ているバス停まで戻らないといけません。ただ、そのバス停までが微妙に距離がある上、これといった行きかたも分からず、どうしたもんかと昼飯を食べた中華メシ屋のおばちゃん(この店は九龍瀑の入口にある)に相談したところ、「道を流してる白タクを捕まえれば良い」とのアドバイスを受けました。

 

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おばちゃんの店。

 

そもそも白タクなのか、普通の家庭用乗用車なのかなんて判断がつかないだろうと思った矢先に、おばちゃんが急にダッシュで公道に出て行ったと思ったら、、、なんと一台白タクを捕まえてきました…!普通に凄いぞ、おばちゃん。ということで、白タクの親父に10元払って、無事バス乗り場まで連れて行ってもらうことができました。

 

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バス乗り場。これでひとまず换乘中心まで戻ることができます。

 

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换乘中心に到着。温泉景区行きのバス乗り場は、写真中の奥の建物です。

 

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客の流れに沿って歩いていくと、バス乗り場とはちょいと違う方向に出てしまうので、注意が必要です。

 

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换乘中心のバスステーション。

 

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窓口で温泉行きのバスチケット(10元前後)を購入。

 

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この青いバスが、黄山風景区の中を大量に走り回っています。温泉までは15分くらいだったと思います。

 

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温泉景区に着くと、黄山の景色が見えてきました…!既に絶景といっても過言ではないです。

 

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ホテルの部屋は清潔で全然問題なし。風呂場には変わったマシンが設置されてました(たぶんスチームサウナ)。ただ、温泉チケット付プランのため、結局使わず。温泉はこのホテルから歩いてすぐの別の建物内に入ってます。

 

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黄山温泉。

 

ちなみに黄山温泉は混浴であり、水着を着て入らねばなりません。水着自体は入口にある売店で購入できますが、50元くらいかかってしまいます。

 

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売店。男物女物問わず、水着を売ってます。マネキンの髪型が…

 

※また、普通にチケットを購入して入場する場合は1人300元くらいかかるので、温泉に入ることを考える場合は宿とセットが良いのではないかと思います。

 

温泉内の写真は撮ってませんが、ネットに落ちてた写真を拝借すると、こんな感じでした。

 

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温泉というよりは、大型プールといった方がいいかも。思ったよりも全然綺麗でした。

 

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温泉施設内には鄧小平の写真があります。昔来てたんですね。

 

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宿近くのメシ屋で晩御飯。美味しいけど、こうした中華が続くとちょっと飽きてきます。2日目終了。

安徽省旅行2日目② 九龍瀑風景区

黄山北駅から白タクに乗って1時間弱で、黄山風景区に到着しました。

 

とはいえ、既に14時近くになっており、この日のうちに黄山山上に行くのは時間的に厳しかったため、ドライバーの親父と相談したところ「九龍瀑がいいぞ!」とのコメントだったので、とりあえずそこに連れていってくれとお願いしました。黄山風景区観光の起点となる换乘中心(乗換センター)から、4〜5キロ程度離れた場所に九龍瀑風景区はあります。

 

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九龍瀑のチケット売り場および入口。チケットは85元/人。国家4A級風景区になります。

 

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とりあえずはローカル飯屋でお昼ご飯。

 

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農家料理といった感じで見た目はちょっとアレでしたが、なかなか美味しかったです。米飯が進みます。

 

さて九龍瀑。

 

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あまり期待しないで行ったところ、正直中国とは思えないような川の綺麗さで、一見の価値ありまくりでした!

 

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まぁ暑いし、道は結構きついんですけどね。三十路過ぎの我々二人にはなかなかこたえます。

 

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そういえば中国人はなぜか分からないけど、山登りとかでよくきゅうりを食べてる姿を見かけます。案の定売店に沢山売ってました。

 

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そんな九龍瀑の中でも特に良かったのは、一番奥のほうにあるこの泉。ちょっとした九寨溝みたいな感じじゃないですか!水が凄い色してました(良い意味で)。

 

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滝自体は大したことなかったものの、観光客も少ないし、なんといっても自然が綺麗なので、散歩にはかなり悪くないです。地球の歩き方中国にも載ってないため、意外と穴場スポットかもしれません。所要時間は、3時間見ておけば十分だと思います。

安徽省旅行2日目① 黄山風景区へ

2日目。この日は午前10時に黄山北駅で同期と落ち合う予定。

 

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宿泊先の客栈です。天気はとても良く、そして暑い!

 

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朝ごはんは有料でしたが、麺やお粥、饅頭など用意できるとのことだったので、麺をお願いしました。

 

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筍と肉の炒め物がのった麺(10元)で、かなり美味しかったです。この地域は筍が名物らしく、結果的に旅行中何回も食べることになりました。

 

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宿の周りを散歩でもしようかなと思って外出たものの、暑すぎて即退散。にしてもこれで94元はコストパフォーマンス高い。

 

と、ここで同期から電話がかかってきました。

 

聞くところによると、どうやら合肥南駅で取票が間に合わず(外国人はネットでチケットを購入していたとしても、必ず窓口でチケットの受取をしないといけない。中国人は機械で取れるはずだけど、窓口に並ぶ人も多いため、長蛇の列ができる)、予定の電車に乗り遅れたとのこと。

 

・・・これは本当にお気の毒としか言いようがなかったです。というか、中国人は高鉄に関わらず、ホテルとかも含めて窓口での手続に時間がかかりすぎなんだよ!いい加減にしろ!と思うことは僕自身多々あります。中国あるあるですね。

 

とりあえずできるだけ早い電車のチケットを再購入し、結果として到着は12時になるとのことでした。

 

さて、黄山風景区(黄山の観光エリア)への行き方についてです。黄山風景区は黄山北駅から4〜50キロ離れていて、タクシーか快車(白タク)、バスなどで使うのが一般的なようですが、宿の親父曰く、快車を宿で手配できるらしく、バスでいくのも正直面倒くさかったので、お願いすることにしました。180元/台。 

 

 ところが、このお願いしていた車がなかなか宿に来ません。同期が到着した12時を過ぎても来ないため、宿のラオバンが「まぁまぁゆっくり待ちなよ」的に、何故か葡萄をくれました…

 

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葡萄食べてたら白タクの親父が到着。

 

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結局同期との合流は12時半になりましたが、まぁのんびり行くことにしましょうとのことで、黄山風景区に向けて出発します。

 

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なかなか立派な車でした。風景区までは農道のような道なき道(近道?)を1時間弱程度走ります。

 

続く。 

安徽省旅行1日目 黄山悦客之家精品客栈

家族が日本に帰省してしまっているため、2泊3日で安徽省の誇る世界遺産こと黄山へ旅行してきました。北京に駐在している大学時代の部活の同期との二人旅です。

 

ちなみにこの同期とは、去年張家界(アバターの撮影地)へも一緒に行ったのですが、張家界では仕事帰りそのままのスタイルで空港に現れるといった企業戦士の鑑であります。中国語も堪能。

 

chanmanao.hatenablog.com

 

今回はお互いに仕事があまり休めないということもあり、

 

同期:仕事終わり次第北京を出発。金曜は黄山市までたどり着けないため、まずは北京→合肥までフライト。翌日朝の高鉄で合肥南→黄山北に移動。

私:金曜少しだけ早く仕事を抜け、18時過ぎの高鉄で上海虹橋→黄山北まで移動。

 

ということで、金曜はとりあえず近づける所まで近づき、土曜朝に合流とのスケジュール組みをしました。

 

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上海虹橋駅で高鉄のチケットを取票するところからスタートします。時間は押してたものの、窓口空いてて助かりました。

 

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週末ということもあり、駅はごった返してます。

 

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サクッと食其家(すき家)で持ち帰りの牛丼を購入し、高鉄へ突入します。

 

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検票。

 

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高鉄に乗ったら晩御飯。チーズ牛丼+冷奴+コロッケ+コーラというヘビー極まりないセットなんですが、40元前後くらいだったような。こんなにいらんけど。

 

さて、上海虹橋駅から黄山北駅へは浙江省回りのためだと思うのですが、約4時間程度かかります(直線距離ならたぶんもっと近い)。

 

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途中気がつけば江西省にも入ってました。かの有名な景徳鎮は、江西省の都市の名前なんですね。とりあえず江西は一応未踏の省だったのですが、通過しただけではあるものの、今後行くチャンスがあるか分からないので、一応入ったものとカウントします。ゆっても自己満足の世界なんで・・・

 

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22時過ぎ、黄山北駅到着。

 

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黄山北駅外観。とりあえず周りにはマジで何もない。

 

この日泊まる予定にしてたのは、黄山悦客之家精品客栈という宿だったのですが(客栈は民宿みたいなもんです)、

 

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1泊94元安っ!

 

加えて駅との送迎ありと書いてあり、ちょうど駅に着いたタイミングで宿から電話がかかってきて「迎えはいる?」との問い合わせ。服务很好!

 

個人的な感想としては、口コミ至上主義な傾向の強い中国では、ctrip等での評価が商売に大きく影響するものと思われるので、良い評判を獲得するためにも、どうしてもサービス重視にシフトせざるを得ないのだとは思うのですよね。なのできっと近い将来には、安かろう悪かろうという旧弊はどんどん無くなっていくのではないかと。少し強引なところはあるにせよ、基本的に中国人って親切だと思うし、意外とこうした手厚めなサービスの発達というのは早い・・・かもしれませんね。

 

電話もらってから5分くらい待ってたら、宿のラオバンが車で迎えにきてくれました。駅の駐車場から出る時に駐車料金で5元取られていたのですが、94元の売上から5元の利益がなくなる計算なので、果たしてペイするのか、客ながら心配になってしまいます。

 

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部屋自体はエアコン・シャワー問題なし、WiFi完備、おまけに清潔。コストパフォーマンス抜群!なかなか侮れないですね。初日はほぼ移動だけでしたが、これで終了です。

上海ディズニー 半年パス

7月末で春夏シーズンパスの期限切れとなり、今度は18/8ー19/2までと半年のパスポートが売り出されました。

 

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元々のシーズンパスホルダーは、少し早いタイミングから、1276元(25%オフ)で半年パスを購入することができます!

 

今回は買うのを迷う…ことは全然なく、ちょうど客人たちからも上海ディズニーへの訪問希望があったため、即再購入しました。

 

※ちなみにネットで購入した場合は、チケットオフィスで半年パスを激活(アクティベート)しなきゃなりません。激活の事前予約もできるっぽいですが、当日現地でやる場合は結構並ぶので、要注意です。

 

また、上海ディズニーはちょっと値上げしたのか、夏のハイシーズンだからか分からないものの、ベース575元/日となってます。

 

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というか、明らかに昔より高い。ところどころ、(多分数量限定で)割引は入るものの、これなら半年パスを購入しますわな。

 

パーク内は死ぬ程暑いのと、死ぬ程暑いにも関わらず死ぬ程混んでること以外はいつも通りで、しいていうなら、アナ雪などの劇場型のショーが特に死ぬ程混んでる(中は涼しいため)といった変化が見受けられました。

 

そんなこんなで色々動いてはおりましたが、今回の訪問で特に印象深かったのはコレ。

 

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パーク内でミッキーとミニーを発見!なんですけど、日本ならゲストが大量に押し寄せていきそうなもんですが、中国人はどちらかというと、キャラクターへの関心は薄めな印象で、最初気づいた時は偽物が歩いてるのかと勘違いしてしまう程でした。というか写真で振り返ると、中国のローカル遊園地にいるようにしか見えない 笑

 

逆にいえば、アトラクションの尋常ではない待ち時間に比べると、キャラクターとの写真は撮りやすいということであり、これはこれで悪くないかもしれません。楽しみ方の問題ですね。

上海科技館再び

久々にやってきました!

 

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知人友人が遊びに来た時の鉄板スポット、上海科技館!言わずと知れた偽物天国で、今回は姪っ子甥っ子ご家族のアテンドです。

 

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「保护知识产权 打击假冒伪劣(知的財産権を保護し、偽物を撲滅しよう)」といったブラックジョークとしか思えないスローガンが掲げられており、失笑を禁じえませんが…

 

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小物ポーチ類や、

 

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おもちゃ類を中心にチェック。色々と(名前とかスペルとか)ツッコミ所満載だけど、個人的にはレゴの偽物をちょっとマジで欲しいんですよね。

 

上海は他にも偽物市場は何箇所かありますが、我が家はなんとなく科技館が一番好きで、価格交渉と客引きは面倒くさいけど、何回行ってもエンジョイできる気がしてます。

緑波廊でクリントン

夏休みシーズンということもあり、妻姉ご家族に上海へ遊びに来て戴いております。幼子を2人抱えておられるということもあり、なかなか気ままな観光は難しいものの、無理ない範囲でベタな観光地巡りです。

 

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上海動物園。パンダを見たいとのリクエストを戴いたので久々に来ましたが、結構な賑わい。

 

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ハイライトのパンダ。昔見た時は木の遊具と同じ色になっているといった体たらくで、ぞんざいな扱いを受けてる感満載でしたが、今回は比較的綺麗で、ちゃんと白い色が見えてました。

 

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本場中国とはいえ、やはりパンダは人気ありまくりです。

 

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売店含めてローカル感たっぷりめ、なかなか喜んで戴けた様子でした。よかったよかった!

 

さて、夕方からは場所を移して、これまたベタに豫園へ。知人の中国人ご家族と、豫園にある上海料理の名店「绿波廊」で晩御飯。

 

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豫園のど真ん中、湖心亭やら橋やらのあたりに位置してる緑波廊。知人は新天地付近で生まれ育ったという生粋の上海っ子で、ここの老板と知り合いということもあり、我々家族が上海に来たばかりの頃も連れて来てくれました。

 

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「一九九八」という名前の個室を手配してくれていたのですが、この一九九八という名前はちょうど20年前の1998年に、クリントン米大統領がこの店を訪れ、この部屋を利用したことが由来になっているとのこと!

 

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クリントンが座った椅子も使うことができます!(あまりにも自然に置かれてるので、普通に座っちゃってたよ…)

 

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部屋からの景色もヘンハオ、東方明珠をはじめとする浦東の高層ビル群も見ることができ、かなりイケてる餐厅の一つといえますね!感谢感谢!