上海駐在員の中国一周日記

上海駐在中のサラリーマンが、週末使って主に中国国内を旅行してます。日常生活の備忘も適当に書いてます。

貴州省・重慶旅行2日目③ 黄果樹大瀑布

天星橋風景画を後にし、次はいよいよツアーのハイライトたる黄果樹大瀑布へ向かいます。

 

f:id:chanmanao:20181020080502j:image 

黄果樹大瀑布の入口。

 

f:id:chanmanao:20181020080700j:image

入場してしばらく進むと黄果樹大扶梯があります。これは一言で言うと巨大なエスカレーター(有料)なのですが、わざわざ使わずとも黄果樹大瀑布までは行けるものの、時間がかかるらしいので、利用が一般的とのことでした。

 

f:id:chanmanao:20181020082049j:image

大扶梯とはいいつつも、結構細切れになっているのが実情で、言ってしまえば世界で一番長い(?)エスカレーターとして有名な、香港のヒルサイド・エスカレーターみたいな感じです。

 

f:id:chanmanao:20181020083038j:image

大扶梯を降り、しばらく道なりに歩きます。奥に見える吊り橋を越えた先が、いよいよ黄果樹大瀑布。

 

f:id:chanmanao:20181020084017j:image

遠目に見ても人がたくさんいるのが分かり、THE中国著名観光地の様相を呈しております。戦々恐々!

 

そして、さらに奥へと足を進めていったところで、ようやく辿り着くことができました。

 

f:id:chanmanao:20181020084711j:image

黄果樹大瀑布!

 

滝の高さ(落差)77.8m、幅101m。中国国内はもちろんのこと、亚洲第一大瀑布(アジアで一番の滝)と言われています。中国国内において、それはそれは高名な場所でありますので、ある程度覚悟はしていましたが…

 

f:id:chanmanao:20181020085935j:image

人人人!

 

f:id:chanmanao:20181020090144j:image

こっちも人人人!

 

(それでも場所が場所ですので、例えば西安/兵馬俑や洛陽/龍門石窟、安徽/黄山などへ行った時に比べると、相当マシだったことも付け加えておきます。中秋節だったし。)

 

さて、黄果樹大瀑布は結構色々な場所に展望スペースが設置されていまして、様々な角度から滝を眺めることができるのですが、特に感動的だったのは滝を上方から眺めた時のこと。

 

f:id:chanmanao:20181020091435p:image

周りのたくさんの中国人観光客の方々が「caihong!caihong!」と興奮気味に叫んでいたのですが、一瞬なんの意味か分からずに滝を眺めたところ、

 

f:id:chanmanao:20181020092113j:image

虹(caihong/彩虹)だ!

 

黄果樹大瀑布は、季節によっては水量が少ないらしく(全くない時すらあるとの話も。実は旅行前に何人かの知人から黄果樹は大したことないとの感想を聞かされていた)、こんなに水量多く、天気も良く、おまけに虹も見えるなんていうのは本当にラッキーなことのようです。

 

f:id:chanmanao:20181020092926j:image

まぁ、上に行っても変わらず人人人でしたけど、みんなゆっくり見たいし、写真も撮りたいですもんね。

 

f:id:chanmanao:20181020093254j:image

それでも本当に雄大かつ立派な滝であり、非常にオススメできる観光スポットと言えます。文物もいいのですが、僕はどちらかというと自然系の観光地が好きなので、非常に満足な気持ちでいっぱいでした。行ってみてよかった!

 

f:id:chanmanao:20181020104118j:image

後ろ髪引かれる思いで出口へと戻ります。もう二度と来ることはない可能性も高いけど、再见黄果树!

 

f:id:chanmanao:20181020120520j:image

なお、最後はツアーバス駐車場戻りのシャトルバス乗り場において、お約束の大渋滞が発生しており、やはり中国だなあと痛感させられた次第でありました。

 

以上が初めて参加した中国現地ツアーだったのですが、外国人且つ中国語が不自由な僕に対しても、皆さん親切に対応してくださり、なかなかローカルツアーも悪くないなとの感想であったことを、ここに記したいと思います。

 

 

この貴州省旅行の前に「中国旅行スタイルの進化」との日記を書いたのですが、

 

 

安順から貴陽に戻る際のバス車中において、ツアーガイドから「必ずツアーを申し込んだサイト(僕の場合はctrip)に最高評価とコメントをつけて!私(ガイド)の名前も入れて!」という、これまたいかにも現代中国らしい要請があったことも、併せて書き残しておきます。

 

f:id:chanmanao:20181020131726j:image

参加者各位がちゃんと対応した証左を、グループチャット上でシェアするようにもお願いされる。その場で確認しないと、ちゃんとやらない人間がいるからなんだとは思うのですが、これってやはり口コミ上の評価がガイドのインセンティブに繋がるとかなんでしょうかね。

 

ツアー自体は非常に良かったので、好评は嘘偽りでもなんでもないのですが、最近は例えば外卖(デリバリー)でご飯を頼んだ時や、滴滴(配車アプリ)で車を呼んだ時、ホテルをチェックアウトする時なんかにも、やはり好评をつけてくれと言われることがあります。

 

中国は口コミが非常に重視される文化なのだとよく言われますが、怪しい作られた評価も多いだろうとは思うものの、全体的なサービス向上に資する部分が大きい(対応が悪いとすぐ悪い評価をつけられるなど)のも間違いないでしょうから、ユーザーサイドにとっては良いことですよね。評価を受ける側の人たちにとっては大変でしょうが…。